グアルディオラ監督、横浜FM戦へ「喜んでもらえる試合を」 過密日程には「メンタル試せる」

2019年7月26日(金)21時33分 サッカーキング

前日会見に登壇したマンチェスター・Cのグアルディオラ監督 [写真]=兼子愼一郎

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 7月27日に行われる「GALAXY ENTERTAINMENT EUROJAPAN CUP 2019」を控え、会場となる日産スタジアムで前日会見と前日練習が行われ、横浜F・マリノスとマンチェスター・Cがそれぞれ公開練習を実施した。

 会見にはマンチェスター・Cからジョゼップ・グアルディオラ監督とMFフィル・フォーデン、横浜FMからはアンジェ・ポステコグルー監督とMF喜田拓也が出席。グアルディオラ監督は、「マリノスのスタイルは攻撃的かつ、プレッシングというスタイルで組織的だ。素晴らしいチーム。我々と似た考えを持ったチームで、両チームともに攻撃的な試合を展開したい。横浜でプレーすることが楽しみだし、ファンに喜んでもらえるような試合をしたい」と冒頭で挨拶した。

 横浜FMはシーズン中、マンチェスター・Cは開幕直前のアジアツアー最後の一戦ということで、コンディションに差はあるが、迎え撃つ側のポステコグルー監督は「世界でもベストのチームと戦えることが楽しみだし、チャレンジな部分もある。いい試合をしたいし、サポーター、見に来る方、TVで見てくれる方がワクワクする、楽しんでくれる試合をしたい」と、グアルディオラ監督と同意見を述べ、喜田は「対戦相手としてリスペクトしつつ、僕たちはアンチェ監督のもと、信じてやってきたスタイルに自信を持っています。いい相手にどれだけ出せるかチャレンジしたい。最後は勝って、自分たちを示したい」と意気込んだ。

 マンチェスター・Cは今回のアジアツアーで南京、上海、香港、横浜を移動しながら中2日、中3日、中2日で戦う。さらに翌週にはリヴァプールとのコミュニティー・シールドも控える。「疲れはある。理想的コンディションではない。マーケティング活動もしていきたし、ベストではない」とグアルディオラ監督は疲労を認めるが、批判の的になるマーケティング活動も、「悪いことばかりではない。疲れている時に試合することはメンタルを試すいい機会。そういった状況をどう乗り越えられるか」と、前向きに捉えて明日の試合に臨むと主張した。

 同席したフォーデンの評価については、「すべての要素を持っている素晴らしい選手。世界でトップになる資質がある。マインドはオープンだし、ハードワークしてくれている。監督として、フォーデンをフルサポートしていることもわかってくれているので、花開いてくれると思っている」と太鼓判を押すと、フォーデンも笑顔を見せた。

 横浜FM側にとっても、直接海外のチームにアピールできる絶好の舞台にもなる。ポステコグルー監督は、「トップチームとやれることは自分たちにとってチャレンジ。自分たちのサッカーをどれだけやれるか。個人としての質も高いと思うので、クラブにもいい経験になる。0−0で試合が終わるとは思わない。どういう結果かはわからないが、選手にはいい経験をしてこい、そして時間を無駄にするなと言ってきた」と、語気を強め、ただ実力差を示される“噛ませ犬”になるつもりはないことを強調している。

サッカーキング

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