決戦を前に卓球王国・中国が覗かせた”警戒心”と”自信”「日本は最強の相手」「中国に挑戦するのに十分」【パリ五輪】
2024年7月27日(土)6時30分 ココカラネクスト
張本や早田ら日本勢を中国は警戒している(C)Getty Images
パリ五輪の卓球競技は7月27日からスタートする。男女とも混合ダブルス、シングルス、団体の順で行われ、日本代表はいずれもメダル獲得への期待が寄せられている。
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7月24日には、各種目の組み合わせ抽選が行われ、それぞれ初戦の対戦相手やブロック分けも決定した。その中で、シングルスの組み合わせに強い反応を示しているのが、卓球王国である中国の国内メディア『捜狐』だ。7月26日、男女シングルスのトーナメント表を掲載するとともに、中国、日本と、それぞれの組み合わせに言及している。
同メディアは、「パリ五輪、卓球の組み合わせ抽選結果が発表され、女子シングルスでは世界ランキング1位の孫穎莎が日本の早田ひなとトップハーフに、前回優勝者の陳夢が日本の平野美宇とボトムハーフに入った」と説明。さらに、「男子シングルスでは、世界ランキング1位の王楚琴が良いブロックに入ったが、樊振東は後半に日本の宿敵・張本智和と対戦しなければならない」と指摘している。
トーナメントを勝ち上がった先で日本勢との対戦を見込んでいる、女子の孫穎莎、陳夢、さらに男子の樊振東はいずれも世界ランクで日本選手よりも上位に位置しているものの、同メディアの反応を見る限り、五輪の戦いを前に、日本選手に強い警戒心を抱いていることは明らかだ。
さらに同メディアは、団体戦でも中国と日本が頂点を争うと見通している。「日本は中国にとって最強の相手」と評するなど、日本の3選手との対戦は簡単な戦いとならないと論じながら、その中で、張本美和に対しては「日本の張本美和の進歩は近年、目に見えて明らかであり、彼女自身の強さは世界トップである中国代表に挑戦するのに十分なほどだ」とポテンシャルを絶賛。初の五輪の舞台に立つ16歳が、中国にとって大きな脅威であると論じている。
中国メディアが主張するように、いずれの種目も上位争いは日本と中国が中心となる可能性は極めて高い。それにより、日本が2大会連続金メダルを目指す混合ダブルスも含め、今回の卓球競技は最後まで激しい戦いが繰り広げられることになりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]