ダビド・シルバが現役引退…稀代の“魔術師”が輝かしいキャリアに終止符「別れを告げる日が来た」

2023年7月27日(木)23時22分 サッカーキング

ダビド・シルバが現役引退を表明 [写真]=Getty Images

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 レアル・ソシエダは27日、元スペイン代表MFダビド・シルバが現役を引退したことを発表した。

 シルバは1986年1月8日生まれの現在37歳。バレンシアの下部組織で育成年代を過ごすと、エイバルとセルタでの武者修行を経て、2006−07シーズンにトップチームデビューを飾った。元アルゼンチン代表MFパブロ・アイマール氏から背番号「21」を引き継ぎ、繊細なボールタッチや卓越した戦術眼を武器に攻撃の主軸に定着。4シーズンに渡ってチームを牽引し続け、公式戦通算168試合の出場で32ゴール36アシストをマークした。

 2010年夏にはマンチェスター・Cへ加入し、初の海外移籍を果たす。イングランドの地でもその実力を遺憾なく発揮し、2年目となった2011−12シーズンには公式戦49試合の出場で8ゴール21アシストをマーク。クラブのプレミアリーグ初制覇の原動力となった。その後も同クラブで絶対的主軸として君臨し続け、2019−20シーズンにはキャプテンに就任。同クラブに在籍した10年間で公式戦通算436試合出場77ゴール140アシストという見事な成績を残し、4度のリーグ制覇を含む合計14個のタイトル獲得に大きく貢献した。

 2020年夏にはレアル・ソシエダに完全移籍で加入し、約10年ぶりのラ・リーガ復帰を果たした。初年度から主力として活躍すると、加入3年目の昨シーズンは公式戦34試合に出場し、3ゴール7アシストをマーク。日本代表MF久保建英らと共にチームの攻撃を牽引し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。今年5月にクラブとの契約を2024年6月末まで延長したものの、今月に入って左ひざ前十字じん帯の損傷が発覚していた。

 なお、2006年11月にデビューを飾ったスペイン代表では、国際Aマッチ通算125試合に出場し35ゴール32アシストをマーク。FIFAワールドカップ制覇や2度のEURO優勝に貢献し、スペイン代表の“黄金時代”を支えた。

 シルバは27日、自身の公式SNSに一本の動画を投稿。自身のプレー映像とともに、次のように語っている。

「今日は僕にとって悲しい日になってしまった。人生の全てを捧げてきたものに別れを告げる日が来た。僕にとって家族のような仲間たちとも今日でお別れだ。とても寂しくなるだろう。チェス(バレンシアサポーター)、アルメロス(エイバルサポーター)、セルティーニャス(セルタサポーター)、シティズンズ(マンチェスター・Cサポーター)、そしてチュリ・ウルディネス(レアル・ソシエダサポーター)のみんな、ありがとう。みんなのおかげでいつも我が家にいるかのような気分だった」


【動画】ダビド・シルバがピッチに別れ

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