ホンダF1、2006年以来の予選2番手「2台がトップ4に入り、決勝に大きな期待。雨も想定し準備を万全に整える」と田辺TD
2019年7月28日(日)7時31分 AUTOSPORT web
2019年F1ドイツGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手、ピエール・ガスリーは4番手を獲得した。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは14番手、アレクサンダー・アルボンは17番手にとどまった。
3回のプラクティスすべてでトップタイムをマークしてきたフェラーリ勢が予選でトラブルに見舞われ、Q3で走行できないなか、フェルスタッペンはメルセデス2台の間に割って入る2番手を獲得、ガスリーは4番手と、レッドブルのふたりは予選での自己ベストタイの結果を出した。ホンダにとって予選2番手獲得は、2006年サンマリノGP以来初めて。
フェルスタッペンはQ2最初のランをミディアムタイヤでスタートした際、パワーロスを訴え、タイムを出すことなくピットイン。パワーユニット(PU/エンジン)のセッティングを修正した後、時間内に再度コースインできたものの、ミディアムでのアタックは断念し、ソフトを使用した。そのためフェルスタッペンは決勝をソフトタイヤでスタートする。
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日はフェルスタッペン選手が2番手・フロントロウを獲得、またガスリー選手はキャリア最高となる4番手を獲得し、レースに向けて非常に期待が持てる予選結果となりました。
ただ、Q2でフェルスタッペン選手のPUモードを変更したところ、小さな問題が発生してしまったことについては、チームとドライバーに対して申し訳ないと感じています。
また、トロロッソについてはアルボン選手がトラフィックの影響により不運にもQ1敗退となりました。
明日のレースでは雨も予想されるので、そのような状況に対するシミュレーションも含め、チームとともに十分な準備を進めます。