スーパー耐久:富士公式テストのエントリーが発表。新チームを含む8クラス40台が集結

　7月28日、ピレリスーパー耐久シリーズを運営するスーパー耐久機構（S.T.O.）は富士スピードウェイで7月30日に実施されるピレリスーパー耐久富士公式テストのエントリーリストを発表。全8クラスあわせて40台がエントリーした。

　さまざまなカテゴリーのマシンが集うピレリスーパー耐久シリーズ。2020年シーズンは新型コロナウイルス感染拡大の影響で序盤戦が延期となり、9月4〜6日の『NAPAC富士SUPER TEC 24時間レース』で待望の開幕戦を迎える。

　開幕に先立って、7月30日に5カ月ぶりとなる公式テストが無観客のなか実施されることとなり、新チームを含めた8クラス40台が富士スピードウェイに集結する。

　最高峰クラスのST-Xクラスでは6台がエントリー。2月に参戦を表明していた香港のKCMGは新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、各国入国制限や行動制限措置が行われている状況を考慮し参戦を断念。

　2019シーズンの王者GTNET MOTOR SPORTSは車両名称をDAISHIN GT3 GT-Rと改め、大八木信行と大八木龍一郎が加入。

　2020年シーズンからスーパー耐久に参戦する新チーム、Mercedes-AMG Team HIRIX Racingは当初、山脇大輔とショウン・トンとともに、台湾の女性ドライバーのベティー・チェン、そしてメルセデスAMGパフォーマンスドライバーのディルク・ミューラーという体制を発表していた。しかし、今回の公式テストではチェン、ミューラーに代わり、2019年シーズンはTAIROKU RACINGから参戦した高木真一がエントリーしている。

　新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、2月に発表された暫定年間エントリーからは台数が減少したものの40台が集結する富士公式テスト。残念ながら無観客での実施となるが、2020年のピレリスーパー耐久シリーズを予想する上でも要注目のテストとなりそうだ。

■2020ピレリ・スーパー耐久富士公式テスト　エントリーリスト（7月28日時点）

ST-X：6台

ST-Z：8台

ST-Z：2台

ST-1：3台

＊12号車は開幕戦24時間のみスポット参戦の予定

ST-2：3台

ST-3：3台

ST-4：6台

ST-5：8台