大谷翔平、ダブルヘッダーで驚愕の初完封&2本塁打!老舗メディアも感嘆の声「エンゼルスのトレード拒否の決断に報いた」

2023年7月28日(金)16時45分 ココカラネクスト

9回を投げた次の試合で2本塁打。まさに離れ業をやってのけた大谷への称賛の声が止まない(C)Getty Images

 またも「二刀流」での偉業を成し遂げた。

エンゼルスの大谷翔平は現地時間7月27日(日本時間28日)、敵地で行われたタイガースとのダブルヘッダーの2試合に出場。「2番・投手」で出場した第1試合では、111球を投げ被安打1、8奪三振、3四球、チームは6-0で試合を制しており、大谷は自身メジャー初となる完封勝利を収めた。

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 さらに、続く第2試合でも「2番・指名打者」でスタメンに名を連ねると、このゲームでは2打席連続で37・38号本塁打を放っている。エンゼルスは11-4と大勝、大谷はこの日の連勝に投打で大きく貢献した。

 第1試合の先発登板では、初回からテンポの良い投球を繰り広げた。タイガース打線を4回までパーフェクトに抑え、5回にこの日唯一の安打を許し、試合後半で3四球を記録するも、最後まで危なげないピッチングを披露した。第2試合では2本塁打で3打点と今度は打者として存在感を放ち、チームに勢いをもたらしている。

 これでエンゼルスは4連勝、後半戦の好調をさらに印象付ける結果となった。前日、大谷の今夏の残留に関する情報が流れ、この日の試合前にはエンゼルスのアルテ・モレノオーナーが改めて大谷のトレードがないことを明らかにしている。チームとして、プレーオフ進出を目指しての戦いへの意思表明が行われたこの日、背番号17はダブルヘッダーの両ゲームで強烈なインパクトを残すこととなった。

 また前日に、大谷のトレードが「消滅」となったことを米国内でいち早く伝えたスポーツメディア『Sports Illustrated』は、このダブルヘッダーでの大谷のパフォーマンスも大きく報じている。

 同メディアは試合後、「ショウヘイ・オオタニ、歴史的ダブルヘッダーでエンゼルスのトレード拒否の決断に報いる」と銘打ったレポート記事を配信。その中では「スポーツ・イラストレイテッド誌のトム・ベルドゥッチ記者が、エンゼルスはこの二刀流のスーパースターをトレード期限で手放さないと決めたと報じてから24時間も経たないうちに、オオタニはタイガースとのダブルヘッダーで歴史的な活躍をみせた」と前日のトピックを交え、この日の偉業を称えている。

 他にも「シャットアウトと2本塁打を同じ日に達成した選手としては、1971年にレッドソックスに所属していたソニー・シーバートが成し遂げて以来」として、過去の記録を紹介しながら「マウンドでの圧倒的な投球で個人としての歴史に名を刻むだけでは物足りず、29歳の傑出した選手はダブルヘッダーの後半でもMLBの歴史に名を刻んだ」と大谷のこの日の結果を評した。

 エンゼルスの一員として、初めてのプレーオフを目指すことが確実となった大谷。ここからはより厳しい戦いが続くことが予想される中、この日の驚愕のパフォーマンスは今後、残りのシーズンでもさらなる「快挙」の実現さえ予感させるに十分なものとなった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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