青柳晃洋を好リードした坂本誠志郎を球団OBが評価「球種を持ったピッチャーを上手くリードできる」

2023年8月1日(火)16時51分 ココカラネクスト

好リードを披露した坂本。青柳の次回登板でもマスクを被るか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 現在首位の阪神は近本光司が復帰し、森下翔太が好調を維持するなど打撃面での好材料が多いが、投手陣でもポジティブな要因は少なくない。とりわけ、7月29日の広島戦に先発して、7回1失点の好投を見せたエース・青柳晃洋の復調は、今後チームを間違いなく勢いづかせるだろう。

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 今シーズンはなかなかコンディションが上がらなかった青柳はなぜ好投できたのだろうか。1980年代から90年代にかけて阪神でリリーフ、先発として活躍した中西清起氏が自身のYouTubeチャンネル『中西清起の虎の穴チャンネル』にて、その理由を語った。

 まず中西氏は「本来の投球ができた感じがします」としつつ、「低いゾーンにボールを集めて、空振りだったりゴロアウトだったりを取っていく。その辺が青柳の特徴だと思う。そういう意味でかなり低いところに制球されてたと思う」と解説。

 続けて、この試合でも広島は左打者をズラリと並べる青柳対策を講じてきたが、「しっかり左対策もできていたと思います。とにかく制球力が良かった」という。左右別の対戦打率を見ると右打者(.219)、左打者(.287)となっており、左打者を苦手としている青柳だが、相手の術中にハマらずに自分らしい投球ができたと振り返る。

 また、この試合では梅野隆太郎ではなく坂本誠志郎とバッテリーを組んだ青柳。捕手を入れ替えたことについて、「梅野で状態が上がってこない、ということで少しリズムを変えるっていうところでの坂本だと思う」と話し、「坂本が青柳の特徴っていうところを上手くリードできていた」と評価。さらには、青柳と坂本の相性に対しては「球種を持ったピッチャーを上手くリードできるっていうところはあるかもしれない」と語り、次回登板時の捕手は「坂本で行くと思う」と語った。

 村上頌樹や大竹耕太郎がここまで先発投手陣を引っ張ってきたが、そろそろ疲れが見える時期に突入するタイミングでの青柳の復活は、チームにとって大きなプラスになる。本来の輝きを取り戻した青柳が、エースとしてどうチームを引っ張っていくのか期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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