「選手の人生を賭けた勝負が誤審で…」芸能界からも審判問題に一石、武井壮さんの意見に「まさに同意」【パリ五輪】
2024年8月1日(木)17時30分 ココカラネクスト
今回のパリ五輪では審判の判定をめぐって様々な議論が起きている(C)Getty Images
今回のパリ五輪では柔道を始め、複数の競技で連日、審判の判定をめぐって議論が起きている。
そんな中、タレントの武井壮さんが8月1日に自身の「X」を更新。スポーツにおける審判の権限の見直しを提言した。
【関連記事】「待ては騒音で気づかなかった」柔道60キロ級銅メダル ガルリゴスが判定問題で"弁明"も「ルールは誰にとっても同じだ」【パリ五輪】
武井さんは「スポーツにおける審判の権限を見直すべきだと思います」と書き出すと、続けて「人が見て判断する事だから当然見逃しや、判断ミス、判断不能なものは存在すると思います なのに審判の判断を尊重しすぎなのが唯一の問題」と指摘すると、続いて"解決法"についても言及。
「大きな大会では特に、分かりにくいものや、意義が出そうなものはビデオや複数の審判の判断を仰いで、より正確なジャッジをするべき 選手の人生を賭けた勝負が誤審で歪められるのはあまりにも損失が大きい」とビデオ判定の有効活用や複数チェックなど、精度を高めることを求めるとともに選手の競技人生を慮った。
以前から国際大会におけるジャッジは様々な議論を呼んできた歴史もある。ただ近年、SNSが発達したことで、不可解判定をめぐって、当該の審判や選手に対し、誹謗中傷の声が向かうなどの”二次被害”も深刻さを増している。より公正明大な判定が求められる中で、テクノロジーを活用し、AI判定の導入を検討すべきとの声も一部にはあるが、それでは人的な審判が不要になるとの意見もある。
さらに武井さんはこうつづった。「『それでは審判の威厳が無くなる』 本当にそうでしょうか? 審判の威厳を守るのは、自分の判断を曲げない事や、自分の判定を正しいものだと押し通すことではなく、『公平に正確にプレーの結果を導き出すこと』のみだと思う」と熱く持論を展開した。
この武井さんの投稿には「まさに同意」「テクノロジーは活用すべき」「時代の変化にスポーツ界も追いつく時期」とSNS上でも様々な意見が上がっている。パリ五輪の熱戦が続く中で審判問題は引き続き、高い注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]