名古屋の“10番”FWマテウスのサウジ移籍が決定「また豊田スタジアムで会える日が必ずくる」

2023年8月1日(火)12時42分 サッカーキング

名古屋グランパスは1日、FWマテウスの退団を発表 [写真]=三浦彩乃

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 名古屋グランパスは1日、FWマテウス・カストロの完全移籍でアル・タアーウン(サウジアラビア)と基本合意に達したことを発表した。なお、メディカルチェック通過後に正式契約となり、チーム離日は8月3日と併せて伝えている。

 1994年9月11日生まれのマテウスは現在28歳。2014年夏にブラジルから大宮アルディージャに加入すると、“悪魔の左足”と形容される強烈なキックと切れ味鋭いドリブルを武器に頭角を現していく。2019年からは名古屋グランパスに活躍の場を移した。当時指揮していた風間八宏監督の下では限定的な出場機会にとどまり、同年夏に横浜F・マリノスにレンタル移籍。シーズン途中加入ながら明治安田生命J1リーグで11試合に出場し、同クラブのJ1優勝に貢献した。

 そして2020年、名古屋グランパスに復帰。風間八宏監督の後任として就任したマッシモ・フィッカデンティ監督の下で定位置を確保したマテウスは、J1リーグ全34試合に出場し9得点を挙げた。翌2021シーズンには、クラブ史上初となるJリーグYBCルヴァンカップ優勝の立役者に。2022シーズンからは背番号を『10』へと変更する。長谷川健太監督の下でも主力を張ると、今シーズンはFWキャスパー・ユンカー、FW永井謙佑と“超強力3トップ”を結成。第21節終了時点で3位となり、13年ぶりのリーグ優勝を狙う“ロッソジャッロ”の原動力となっていた。

 名古屋グランパスではクラブ公式戦通算159試合に出場し38得点を記録したマテウス。クラブ退団に伴い、公式サイトでファミリーに胸中を明かしている。

「たくさんの思いが溢れる中でお別れの言葉を見つけるのが非常に難しいです。タイトルを目指して全力で闘っていた中、シーズンの途中でチームから離れていくのは本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。グランパスの選手になってたくさんの方々から熱い応援をいただきました。豊田スタジアムでの感動は最高の思い出であり、一生忘れることなく私の中に残ります。大好きな日本から離れていくのは私にとってとても辛いことです。グランパスファミリー、チームメイト、コーチングスタッフ、サポートスタッフそして私のことを今まで支えてくださった方々へは感謝の気持ちしかありません。皆さんの愛情をとても強く感じますし、私も皆さんのことを愛しています。また豊田スタジアムで会える日が必ずくる、また日本に戻る、そう信じ願っています。名古屋グランパス、大宮アルディージャ、横浜F・マリノスはずっと私のハートの中にあります。本当にありがとうございました」

サッカーキング

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