スズキ・ジムニー、人気の秘密はオフロード走行性能? いや、そのスタイルだ!

8月1日(木)18時14分 財経新聞

スズキ「ジムニー」(画像: スズキの発表資料より)

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 スズキ・ジムニーが2018年7月に新型を発売して以来、年間2万台を超える台数を販売している。現在では前年同月比200%程度に落ち着いているようだが、人気は衰えない。軽自動車全体では2019年6月度で12位の販売台数だが、本格的オフロードカーとしては破格の勢いだ。

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 その人気の要因はなんだろう?スズキ・ジムニーの人気と言えば、4輪駆動によるオフロード走行性能が高いことが考えられるが、現状売れている理由としてはそうでもないようなのだ。

 スズキ・ジムニーは、最低地上高205mm、アプローチアングル41度・ランプブレークアングル28度・デパーチャーアングル51度と、障害物に強いアンダーボディで、「小さなジープ」と言われるのも納得がいく。それに加えて、キックバックを抑えるステアリングダンパー・電子制御ブレーキLSDトラクションコントロール・ヒルホールドコントロール・ヒルディセントコントロール・3リンクリジッドアクスル式サスペンションなど、スズキがあえて採用したリジットアクスルによって凸凹道走破性能を上げている。

 しかし、なんと言っても副変速機を備えており、一般道路走行ではクルーズコントロールシステムまで備えてそこそこのクルージング性能を確保しながら、4L(4WD低速)走行では強大なトルクを発揮し、急坂や悪路など普段の走行では考えられない走破性能を見せるのだ。そんなスズキ・ジムニーのユーザーには女性客も多くなったそうで、人気の原点はどうやら、その四角張ったデザインそのものにあるようなのだ。

 原点回帰したその四角張ったエクステリアそのものが、人気となっていたのは意外だった。街中でオフロードカーに乗りたい心境は少々理解に苦しむが、悪路走行性能などを考えるとレジャー仕様の必要もあるのだろう。「見せかけのオフロードカー」とも言うべきSUVスタイルが流行り、世界の自動車のデザインの方向を決めてしまった。しかし、スズキ・ジムニーは小さいながら、本格的オフロードカーだ。

 また、スズキ・ジムニーは安全性も省燃費にも貢献するシャーシ、プラットフォームの軽量化も進んでいる。梯子型のラダーフレームにサスペンション・ボディなどを載せているのだが、上級車のようにアルミやカーボンなどを多用して軽量化しているわけではなく、「鉄」を使い切る方向で高張力鋼(ハイテン)の使用を増やしている。

 現代では、スズキ・ジムニーのスタイルは、武骨でいてスマートな感覚になるのだろうか。人それぞれの感覚だ。

財経新聞

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