「勝利を決定づけたのは…」阻まれた渡邊雄太のダンクがひとつの”分岐点”に FIBA公式が総括「ハチムラを欠いてフィジカルに苦労した」【パリ五輪】
2024年8月2日(金)22時32分 ココカラネクスト
日本はカボクロの高さと強さに苦労した(C)Getty Images
バスケットボール男子日本代表はブラジルとの1次リーグ最終戦に敗れ、パリ五輪を3戦全敗で終えた。
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大会を通じて相手との体格差はクローズアップされていた。『FIBA』公式サイトではブラジル戦の総括を「ハチムラが左ふくらはぎの負傷でオリンピックに出場できなかったため、日本はブラジルのフィジカルに対抗するのに苦労した」としている。
NBAで活躍する八村はフィジカル面で優れており、第2戦のフランス戦では相手のディフェンスをなぎ倒すドライブを披露。その八村の不在が試合直前に判明したのは、確かに勝負の綾となったかもしれない。
もっとも、試合の直接的なターニングポイントは次のように説明している。
「勝利を決定づけたのはブラジルの守備だった。ブルーノ・カボクロがユウタ・ワタナベのダンクシュートを驚異的なブロックで阻止し、観客を驚かせた」「さらに、カボクロが3ポイントを決め、残り5分で80対88となった」
3ポイントシュートの応酬で、第4クオーター序盤まで接戦を演じた両チーム。中盤に渡邊雄太が左サイドからドライブ、ダンクシュートを試みるも、ブラジルの得点源・カボクロに上から叩き落とされてしまった。
チームに勢いをつけるべくトライした大技が完膚なきまでに阻まれた。この一連のプレーが相手を勢いづかせた面はあるだろう。個々の力を伸ばすこと、選手層を厚くすることなど、まだまだ日本バスケには成長の余地が見える。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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