なでしこジャパン、五輪3大会ぶりのアメリカ戦 大一番を前に米メディアも日本を警戒「止めるのは至難の業」【パリ五輪】
2024年8月3日(土)11時20分 ココカラネクスト
GKなでしこジャパンが4強入りをかけてアメリカと対戦する(C)Getty Images
いよいよ4強入りを懸けた、宿敵との大一番を迎える。
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」はパリ五輪の準々決勝でアメリカ代表と対戦する。日本にとっては、かつて世界の頂点を争ったライバルでもあり、幾度となく苦渋を飲まされた強敵でもある。
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2011年のドイツワールドカップ(W杯)では日本がPK戦の末に勝利し世界の頂点に立ったものの、翌年の2012年ロンドン五輪では、決勝でアメリカに1-2と惜敗。その3年後に行われたカナダW杯でも、同じく決勝で当たり2-5で敗れている。その後はタイトルを争うシチュエーションでの対戦がないまま、今大会を迎えた。
3連勝、グループB1位のアメリカに対し、日本もグループC2位ながらも、現在2連勝とチームは勢いに乗っている。その両チームによる一戦には、米放送局『CBS Sports』からも熱視線が送られている。
同メディアは、五輪で3大会ぶりの金メダルを目指すアメリカに対し、「圧倒的なグループステージの成績で、多くの疑問に答え、疑念を抱く人々を黙らせた。新ヘッドコーチのエマ・ヘイズの下でグループ戦3勝を挙げ、チームは自信を持ってプレーしている」と自国代表チームを評価。一方で、「攻撃は2023年ワールドカップの前より、威力を増してきているものの、ノックアウトステージでは何が起こるかわからないため、プレッシャーはさらに高まるはずだ」などとチーム力を分析している。
そして、五輪での顔合わせがロンドン大会決勝以来となる日本には、「このチームは前回の東京大会で立て直し、2023年ワールドカップでは立派な成績を残した。彼女たちは、ボールを扱う技術や、攻守の切り替えに長けており、決定的なプレーができる若手選手と中堅、ベテランがバランスよく揃っている」と主張。その上で、「大会が進むにつれて強くなっている感さえある。グループステージで6人のゴールスコアラーが記録されており、今後の戦いでこのチームを止めるのは至難の業と言えるかもしれない」と見通している。
今大会も優勝候補に挙がっているアメリカに対し、米国メディアによる日本への評価も決して低くはないようだ。五輪3大会ぶりに行われる注目の“日米決戦”は日本時間8月3日22時にキックオフだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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