浦和、名古屋戦サポ暴徒化で無観客試合処分も。声出し応援の懲罰内容が話題

2023年8月3日(木)10時55分 FOOTBALL TRIBE

浦和レッズのゴール裏 写真:Getty Images

 浦和レッズの一部サポーターは、2日に行われた天皇杯4回戦・名古屋グランパス戦の試合後に暴徒化。ピッチ乱入、緩衝帯突破、名古屋ゴール裏への殴り込みなど複数の違反行為が波紋を呼んでいる。そんな中、ネット上ではJリーグから同クラブに科された昨年7月の懲罰内容を根拠に「浦和の無観客試合開催は避けられない」という見方が広まっている。


 CSアセット港サッカー場で開催された一戦では、試合前から浦和サポーターによる違反行為が散見。日本サッカー協会(JFA)の規定によると、大型ビジョンとその周辺は立ち入り禁止エリアとなっていた。しかし一部の浦和サポーターが大型ビジョン下部によじ登り、横断幕を掲出。警備員が現場に駆け付ける時の様子がネット上で拡散されている。


 そして試合後には多くの浦和サポーターがピッチに乱入すると、警備員やスタッフの制止を振り切って緩衝帯を突破。名古屋サポーターの横断幕を強奪したほか、一部で両クラブサポーターによる殴り合いも発生。警察が出動するなど、スタジアムは異様な雰囲気に包まれた。


 ツイッター(現X)上では浦和サポーターの行為に対する怒りの声が相次いでいるほか、昨年7月にJリーグが公式発表した「Jリーグ新型コロナウイルス対策ガイドライン」の規定違反に伴う浦和への懲罰内容にも注目が集まっている。


 この懲罰は、昨季のJ1リーグ公式戦2試合(鹿島アントラーズ戦、ガンバ大阪戦)で、浦和サポーターがスタジアム内やその周辺で「声出し応援」や「マスク未着用」によるものであり、クラブにけん責と2000万円の罰金処分が科されている。


 またJリーグの声明では、付言として「再びサポーターの行為に起因する懲罰事案を発生させた場合、無観客試合の開催又は勝点減といった懲罰を諮問する可能性がある」と記載されている。


 天皇杯はJリーグのみならず、JFA主催のもとで行われている公式戦である。試合会場の決定をはじめ、一部の規定が通常のリーグ戦とは異なるものの、「無観客試合は避けられない」「諮問委員会が開かれる可能性が高い」「JFAがより重い処分を科すことも考えられる」といった声が上がっている。


 なお浦和サポーターの暴徒化は、禁止行為を明記したJFA試合運営管理規定第4条の第14,15,16項に抵触。各項では以下のように禁止事項が定められている。


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第14項


フィールド内への物品の投げ入れや、フィールドへの侵入等競技の進行に支障を及ぼすおそれのある行為をすること


第15項


立ち入り禁止区域に立ち入ること


第16項


建物、立ち木、工作物、その他の施設、設備若しくは物件を破壊し、損傷し、汚損し、又はみだりに操作すること


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