日本、猛攻耐えきれず延長戦でスペインに敗れる…銅かけてメキシコと再戦へ
2021年8月3日(火)22時34分 サッカーキング
東京オリンピック男子サッカー競技・準決勝が3日に行われ、U−24日本代表とU−24スペイン代表が対戦した。
6月17日にキリンチャレンジカップ2021で対戦した際は1−1のドロー。スペインは1992年のバルセロナ大会以来の金メダル、日本は初の決勝進出を目指して、本大会で再び相見えた。
序盤からボールを握るスペインは6分、左サイドからマルク・ククレジャが折り返すと、ボールは相手DF板倉滉に当たって右ポストの近くに流れる。飛び込んだミケル・メリーノが頭で押し込もうとしたが、これは枠の上。
日本は粘り強く守りながら敵陣での時間を徐々に増やすが、決定機には至らない。対するスペインは31分、ペナルティエリア手前からペドリが右サイド深い位置に展開。オスカル・ヒルが折り返し、ミケル・オヤルサバルが合わせたが、シュートは枠を大きく外れる。
日本は35分、左サイドを崩し、中山雄太が低くて速いクロスを供給する。飛び込んだ遠藤航が合わせたが、枠を捉えることができない。
我慢の時間が続く日本は39分、スルーパスに抜け出したラファ・ミルに一対一の場面を作られるが、GK谷晃生のビッグセーブでこれをしのぐ。前半はお互いに得点が生まれず、試合はスコアレスで折り返した。
日本は52分、後方からのロングフィードに抜け出した旗手怜央がペナルティエリア手前に落とし、反応した林大地が右足一閃。しかし、ボールは惜しくもゴールの右に外れた。
56分、スペインは左サイドからククレジャがクロスを供給し、競り勝ったメリーノがペナルティエリア手前に抜け出す。吉田麻也がスライディングでカバーすると、主審はスペインのPKとジャッジし、吉田にはイエローカードが提示される。しかし、オンフィールドレビューで映像を確認した主審は、吉田が先にボールに触っていたとして、PKと吉田へのイエローカードを取り消した。
スペインは76分、ぺドリのパスが田中碧に当たってゴール前にこぼれる。反応したミルが押し込もうとしたが、飛び出した谷のセーブに阻まれた。一方の日本は79分にチャンス到来。左サイドから仕掛けた久保建英が左足を振り抜くが、強烈なシュートは相手GKウナイ・シモンのセーブに遭う。
87分、コーナーキックの流れからマルティン・スビメンディに押し込まれそうになったが、板倉が体を投げ出してブロック。その直後にはペナルティエリア右に抜け出したミルにシュートを放たれたものの、谷が再びビッグセーブでチームを救う。さらに90分、スペインは折り返しを収めたオヤルサバルがボレーシュートを放つが、ミートできず谷にキャッチされる。
試合は90分間で決着がつかず、延長戦に突入した。延長戦に入ってからもスペインの猛攻を耐える日本は、102分に決定機。左サイドから中山が折り返したクロスに飛び込んだ前田大然が頭で合わせたが、わずかに枠を外れた。
111分、日本はフリーキックからチャンスを迎える。三好康児らが必死にシュートを放つが、何度もスペインの懸命なブロックに阻まれ、ネットを揺らすことはできない。
すると115分、ついに試合の均衡が破れる。スペインはペナルティエリア右でマルコ・アセンシオがボールを受けると、得意の左足を一閃。鋭いシュートをゴール左に突き刺し、一瞬の隙を突いたスペインが先制した。
試合はこのまま終了し、スペインが2000年のシドニー大会以来となる決勝進出を果たし、日本は初の決勝進出を逃した。スペインは7日の決勝戦で前回王者ブラジルと対戦。日本は6日の3位決定戦で、グループAにて同組だったメキシコと再戦する。
【スコア】
U−24日本代表 0−1 U−24スペイン代表
【得点者】
0−1 115分 マルコ・アセンシオ(スペイン)
【スターティングメンバー】
日本(4−2−3−1)
谷晃生;酒井宏樹、吉田麻也、板倉滉、中山雄太;遠藤航、田中碧(118分 橋岡大樹);堂安律(91分 前田大然)、久保建英(91分 三好康児)、旗手怜央(65分 相馬勇紀);林大地(65分 上田綺世)
スペイン(4−3−3)
U・シモン;O・ヒル(46分 バジェホ)、E・ガルシア、P・トーレス、ククレジャ(106分 ミランダ);メリーノ(59分 ソレール)、スビメンディ(97分 モンカヨラ)、ぺドリ(83分 アセンシオ);オヤルサバル、R・ミル、オルモ(60分 プアド)
6月17日にキリンチャレンジカップ2021で対戦した際は1−1のドロー。スペインは1992年のバルセロナ大会以来の金メダル、日本は初の決勝進出を目指して、本大会で再び相見えた。
序盤からボールを握るスペインは6分、左サイドからマルク・ククレジャが折り返すと、ボールは相手DF板倉滉に当たって右ポストの近くに流れる。飛び込んだミケル・メリーノが頭で押し込もうとしたが、これは枠の上。
日本は粘り強く守りながら敵陣での時間を徐々に増やすが、決定機には至らない。対するスペインは31分、ペナルティエリア手前からペドリが右サイド深い位置に展開。オスカル・ヒルが折り返し、ミケル・オヤルサバルが合わせたが、シュートは枠を大きく外れる。
日本は35分、左サイドを崩し、中山雄太が低くて速いクロスを供給する。飛び込んだ遠藤航が合わせたが、枠を捉えることができない。
我慢の時間が続く日本は39分、スルーパスに抜け出したラファ・ミルに一対一の場面を作られるが、GK谷晃生のビッグセーブでこれをしのぐ。前半はお互いに得点が生まれず、試合はスコアレスで折り返した。
日本は52分、後方からのロングフィードに抜け出した旗手怜央がペナルティエリア手前に落とし、反応した林大地が右足一閃。しかし、ボールは惜しくもゴールの右に外れた。
56分、スペインは左サイドからククレジャがクロスを供給し、競り勝ったメリーノがペナルティエリア手前に抜け出す。吉田麻也がスライディングでカバーすると、主審はスペインのPKとジャッジし、吉田にはイエローカードが提示される。しかし、オンフィールドレビューで映像を確認した主審は、吉田が先にボールに触っていたとして、PKと吉田へのイエローカードを取り消した。
スペインは76分、ぺドリのパスが田中碧に当たってゴール前にこぼれる。反応したミルが押し込もうとしたが、飛び出した谷のセーブに阻まれた。一方の日本は79分にチャンス到来。左サイドから仕掛けた久保建英が左足を振り抜くが、強烈なシュートは相手GKウナイ・シモンのセーブに遭う。
87分、コーナーキックの流れからマルティン・スビメンディに押し込まれそうになったが、板倉が体を投げ出してブロック。その直後にはペナルティエリア右に抜け出したミルにシュートを放たれたものの、谷が再びビッグセーブでチームを救う。さらに90分、スペインは折り返しを収めたオヤルサバルがボレーシュートを放つが、ミートできず谷にキャッチされる。
試合は90分間で決着がつかず、延長戦に突入した。延長戦に入ってからもスペインの猛攻を耐える日本は、102分に決定機。左サイドから中山が折り返したクロスに飛び込んだ前田大然が頭で合わせたが、わずかに枠を外れた。
111分、日本はフリーキックからチャンスを迎える。三好康児らが必死にシュートを放つが、何度もスペインの懸命なブロックに阻まれ、ネットを揺らすことはできない。
すると115分、ついに試合の均衡が破れる。スペインはペナルティエリア右でマルコ・アセンシオがボールを受けると、得意の左足を一閃。鋭いシュートをゴール左に突き刺し、一瞬の隙を突いたスペインが先制した。
試合はこのまま終了し、スペインが2000年のシドニー大会以来となる決勝進出を果たし、日本は初の決勝進出を逃した。スペインは7日の決勝戦で前回王者ブラジルと対戦。日本は6日の3位決定戦で、グループAにて同組だったメキシコと再戦する。
【スコア】
U−24日本代表 0−1 U−24スペイン代表
【得点者】
0−1 115分 マルコ・アセンシオ(スペイン)
【スターティングメンバー】
日本(4−2−3−1)
谷晃生;酒井宏樹、吉田麻也、板倉滉、中山雄太;遠藤航、田中碧(118分 橋岡大樹);堂安律(91分 前田大然)、久保建英(91分 三好康児)、旗手怜央(65分 相馬勇紀);林大地(65分 上田綺世)
スペイン(4−3−3)
U・シモン;O・ヒル(46分 バジェホ)、E・ガルシア、P・トーレス、ククレジャ(106分 ミランダ);メリーノ(59分 ソレール)、スビメンディ(97分 モンカヨラ)、ぺドリ(83分 アセンシオ);オヤルサバル、R・ミル、オルモ(60分 プアド)