大谷翔平の“規格外さ”が凝縮された走塁技術 エ軍を奮起させたプレーに米会社も驚嘆「マリナーズはわざわざ避けたのに」

2023年8月4日(金)16時0分 ココカラネクスト

何としてもチームに勝利をもたらさんとする賢明なプレーが光った。(C)Getty Images

 大谷翔平(エンゼルス)の規格外さが凝縮されたようなプレーだった。

 現地8月3日に本拠地で行われたマリナーズ戦での一幕だ。「2番・指名打者兼投手」で先発していた大谷は、チームが1点を追っていた6回2死無塁の局面で第3打席に立つと、カウント3-0となったところで敵ベンチが申告敬遠を選択。やむなく一塁へ歩かされた。

【動画】右手の負傷は!? 世界を驚嘆させた大谷翔平の40号アーチを見よ

 直近6試合で6度目となる申告敬遠に、球場は大ブーイングに包まれたわけだが、これで終わらせないのが大谷である。出塁を果たした背番号17はすかさず二盗を成功させて、得点機を演出すると、直後にCJ・クロンがセンター前ヒットを放った間に快速を飛ばしてホームに生還したのだ。

 同点劇を演出した大谷の活躍に発奮したエンゼルス打線は、直後にマイク・ムスタカスが右中間を破るタイムリーツーベースを記録。一気呵成の攻撃で勝ち越しに成功した。

 この日は4回まで3安打無失点と力投していたものの、「右手と右手の指のけいれん」のために緊急降板を余儀なくされた大谷。負傷が不安視されたなかで見せつけた出色のパフォーマンスには、現地識者やメディアも脱帽するしかない。

 米データ会社『Codify』は「マリナーズはショウヘイ・オオタニをわざわざ申告敬遠で避けたのに、彼は二盗を成功させて同点の得点をした」と避けられない大谷の異能ぶりを称賛。さらに米スポーツ専門局『FOX Sports』のベン・バーランダー氏は、割れんばかりのMVPコールがこだました球場の雰囲気をふまえ、「この絶対的な雰囲気は凄い。群衆は大熱狂している」と綴った。

 チームは惜しくも3-5で敗れた。それでも8回に40号アーチを放つなど故障の素振りなど微塵も感じさせなかった大谷。疲れ知らずの天才の一挙手一投足に世界が沸いている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「マリナーズ」をもっと詳しく

「マリナーズ」のニュース

「マリナーズ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ