樋口の全得点に絡む活躍で鹿島がリーグ戦連勝！　“エース”鈴木も1G1A…敗れた札幌はリーグ戦3連敗

　明治安田生命J1リーグ第22節が6日に行われ、鹿島アントラーズとコンサドーレ札幌が対戦した。

　前節のFC東京戦で白星を挙げ、4試合ぶりに勝点「3」を積み上げた鹿島が『県立カシマサッカースタジアム』にリーグ戦直近5試合勝利がない札幌を迎えての一戦。試合は開始早々の1分、ホームの鹿島が先制に成功する。左サイドで溝口修平、仲間隼斗らがテンポよくパスをつないで前進すると、ペナルティエリア手前の左から鈴木優磨が相手につぶされながらもラストパスをペナルティエリア中央に供給。樋口雄太が反応すると、冷静に相手GKとの1対1を制してゴールネットを揺らした。

　1点を追う札幌は11分、ルーカス・フェルナンデスが相手陣内の右サイド深い位置でボールを受けると、そのままペナルティエリア中央へクロスを供給。このクロスボールを小柏剛がヘディングで合わせ、枠内にシュートを放ったものの、相手GKに防がれ、ゴールとはならなかった。

　続けてその4分後、CKを得た鹿島は、キッカーの樋口が右足でアウトスイングのクロスをペナルティエリア中央に送ると、このボールに植田直通が反応し、相手DFとの競り合いを制して頭で合わせると、ヘディングシュートはゴールへと吸い込まれ、リードを2点に広げた。

　勢いに乗る鹿島は33分、CKのチャンスを得ると、キッカーを務める樋口が鋭いクロスをニアサイドに供給。このボールを関川郁万が走り込んでヘディングで合わせ、シュートを放ったものの、ボールはわずかに枠の右に外れ、追加点には至らず。その後も、スコアに動きはなく、鹿島の2点リードで試合を折り返した。

　迎えた後半、札幌が最初のチャンスを迎える。50分、相手陣内高い位置でボールを奪うと、ボールはペナルティエリア付近中央にポジションを取っていた浅野雄也へ。左足でシュートを放ったものの、ボールは枠の上へ外れた。

　対する鹿島は67分、左サイドからのCKを得ると、キッカーの樋口が右足でクロスを供給。このクロスボールにゴール前で待っていた鈴木がヘディングで合わせ、シュートは相手GKに触られるも、ボールはゴールに吸い込まれてリードを3点に広げた。

　3点を追いかけることとなった札幌は82分、左サイドからのCKを得ると、キッカーの小林が左足でクロスを供給。ファーサイドで味方が合わせるも、シュートは枠の右に外れた。試合終盤、札幌は反撃に出るも及ばず。試合はこのまま終了し、鹿島はリーグ戦連勝、敗れた札幌はリーグ戦3連敗となった。次節、鹿島は13日にアウェイで名古屋グランパス戦を迎え、一方の札幌は12日にホームでサガン鳥栖と対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ　3−0　コンサドーレ札幌

【得点者】
1−0　1分　樋口雄太（鹿島アントラーズ）
2−0　15分　植田直通（鹿島アントラーズ）
3−0　67分　鈴木優磨（鹿島アントラーズ）