“異例の”エンジンルーム&リヤハッチ写真から意外な推しアプリまで。『スーパーGT公式ガイドブック』発売中
2020年8月7日(金)11時36分 AUTOSPORT web
スーパーGTを楽しむためのさまざまな情報を詰め込んだファン必携の1冊、『2020スーパーGT公式ガイドブック』(autosport臨時増刊)が、第2戦を目前に控えた8月7日(金)に発売された。今年は表紙ロゴを一新し、新たな装いでの刊行となる。
新型コロナウイルスの影響により3カ月遅れの開幕、レースは3サーキットのみ、そしてシーズン前半戦は無観客開催となるなど、異例ずくめの2020シーズンではあるが、同時にGT500では新規定Class1(+α)の採用により3メーカーすべてが新車、そしてトヨタからは「GRスープラ」がデビューと、大きな「節目」となる1年でもある。
今回のGT公式ガイドブックでは、まずはこの「新生・GT500マシン」を大解剖。開幕前にトヨタ・ホンダ・ニッサン各メーカーのエンジニアにじっくりと取材を敢行し、各メーカーが新車開発に込めた「狙い」の微妙な違いを浮き彫りにしている。
また写真では、ラテラルダクトなど外観のディテールに加え、3車のエンジンルーム(もちろんNSXはフロント)、そしてこれまであまり目にすることができなかったリヤハッチ内の様子も掲載している。新規定採用後すぐにカウル下の撮影が許されることは異例だが、各メーカーのエンジンルームと今季より採用された共通サスペンションを観察することができる。
このほかGT500クラスからはロニー・クインタレッリ、山本尚貴、石浦宏明の各メーカーで開発を担うドライバーたちがオフの間をいかに過ごしたかに迫るドキュメントや、関係者が語るルーキードライバー6人の素顔、19年王者・大嶋和也のインタビューなどを掲載している。
GTガイドブック恒例の「全チームデータ」ページでは、GT500ドライバー30人がおすすめのスマホ(タブレット)アプリについて語ってくれた。レシピ系からデザイン系まで、「推しアプリ」を通じてドライバーの個性も感じることができる。
GT300クラスは「GT300戦線異状あり」と題し、2020シーズンに見逃せない10の注目点を紹介。8戦中4レースが富士となった影響などについて、深く掘り下げている。また、開幕戦でデビューウインを挙げたJAF-GT300規定で作られたGRスープラの開発ストーリーを追った。
また、残念ながら今季開催が見送られてしまった5サーキットも収録した「サーキットガイド」企画では、19年GT300王者の高木真一が、その独特の語り口で各サーキットの攻略法と、レース中に何かが起こる「ドラマチックポイント」を紹介してくれている。
今回も2020年7月〜2021年6月まで使えるカレンダーと、出場全車を総覧できる両面ポスターのW特別付録つき。スーパーGT観戦のお供に、ぜひ手元に置いておいていただきたい一冊だ。
『2020スーパーGT公式ガイドブック』のお求めは三栄オフィシャルサイト(送料無料)、または下記リンクよりAmazonから。ASB電子雑誌書店では電子版の販売も行なっている。