アキュラを離れフォード陣営へ。唯一のNSX GT3ユーザーがマスタングへのスイッチを発表/IMSA

2024年8月7日(水)17時15分 AUTOSPORT web

 グラディエント・レーシングは、2025年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権において、現在のアキュラNSX GT3からフォード・マスタングGT3へとマシンをスイッチするとともに、GTDクラスへの「長期的」なコミットメントを発表した。


 アメリカ・テキサスを拠点とするこのチームは、過去6年間、IMSAとSROアメリカの両コンペティションでアキュラNSX GT3を走らせてきたが、今年デビューしたマルチマチック製の新型GT3車両へと移行することになる。なお、2024シーズンのウェザーテック選手権GTDクラスにおいては、グラディエントが唯一のNSX GT3ユーザーとなっていた。


「2025年シーズン以降、新しいマスタングGT3でフォード・パフォーマンスファミリーに加わることができて、とても興奮している」と、チームオーナーのアンドリス・レイビンズは述べている。


「マルチマチックの良き友人たちは、このクルマについて素晴らしい仕事をしてくれた。このクルマはGT3エンジニアリングの頂点を極めており、我々はこのクルマで多くの距離を走り、さらに学ぶことが待ちきれない」


「ファクトリーチームは、新たなプラットフォームの開発に多大な努力をした。カスタマー・プログラムとして、我々は彼らの経験から多くの恩恵を受けるだろう」

2025年からIMSAのGTDクラスに参戦するグラディエント・レーシングのフォード・マスタングGT3


 ウェザーテック選手権、WEC世界耐久選手権、そしてGTワールドチャレンジ・ヨーロッパでこの車両を運用してきた最初のパートナーであるプロトン・コンペティションに続き、グラディエントはマスタングGT3の2番目の公式カスタマーチームとなる。


「グラディエント・レーシングをフォード・パフォーマンスファミリーに迎えることができてうれしく思う。グラディエント・レーシングは、2025年に予定されているIMSAウェザーテックスポーツカー選手権プログラムに向けて、新たに手にしたフォードマスタングGT3を準備しているところだ」と、フォード・パフォーマンスのグローバル・モータースポーツ・ディレクター、マーク・ラッシュブルックは述べている。


「IMSAプログラムのこの新しいチャプターで、彼らをサポートできることに興奮している」


「マスタング・ダークホースRやマスタングGT4から、スポーツカーレースラインアップにおけるマスタングの究極の表現であるGT3まで、世界中のカスタマーチームにマスタングの鼓動を提供するのが我々の継続的な使命だ」


 なお、このプログラムにおけるドライバーはまだ発表されていない。


 チームは、先週末のロード・アメリカでのウェザーテック選手権レースで、シーナ・モンク/ステヴァン・マッカリーアの手により、今季初のGTD表彰台を獲得したばかりだ。

2024年IMSAロード・アメリカでGTDクラス3位を獲得したグラディエント・レーシングのシーナ・モンク/ステヴァン・マッカリーア


 すでにマスタングGT3を受け取っているレイビンズは、チームは今後数か月で大規模なテストプログラムを開始すると述べている。


「学ぶべきことがたくさんある」と彼は語った。


「ショップで技術面を掘り下げながら、プログラムが形になるにつれて適任となるドライバーやパートナーと連携し、すぐにテストの機会を提供する予定だ」



グラディエント・レーシングが2024年のIMSA・GTDクラスに投入している66号車アキュラ NSX GT3 Evo22


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