DeNA優勝への最大のカギは「ラミレス監督の落ち着き」か

8月7日(水)7時0分 NEWSポストセブン

ラミレス監督が「動き過ぎない」ことが勝利につながる? (写真/時事通信フォト)

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 DeNAが21年ぶりのセ・リーグ優勝へ向けて、首位・巨人を猛追している。8月2日からの直接対決で3連勝し、0.5ゲーム差(記録は8月5日現在。以下同)に。3位・広島を含めた三つ巴の混戦を抜け出すポイントはどこにあるのか。野球担当記者が話す。


ラミレス監督が動き過ぎないこと、データに拘泥し過ぎないことでしょう。奇策は機能すれば“ラミレス・マジック”と称えられますが、ハマらないとファンに叩かれるだけでなく、選手が混乱します」(以下同)


 今季、序盤のDeNAは4月16日から28日まで10連敗、5月3日から8日まで5連敗を喫するなど最下位を独走。ラミレス監督の更迭すら囁かれていた。


「開幕当初は4番の筒香嘉智以外のネフタリ・ソト、ホセ・ロペス、宮崎敏郎というタイトルホルダーの打順すらいじり過ぎていた。クリーンアップのマイナーチェンジを繰り返したことが、勝てない一因だったように思います。もちろん、宮崎の絶不調は別に原因があったのかもしれませんが、打順を変えられ過ぎたこともその一因にだったかもしれません」


 3、4月に打率1割6分5厘と不振にあえいだ宮崎も5月2日のヤクルト戦でタイムリーを含む2安打を放ち、復調の気配を見せた。5月6日から6月6日までの1か月は1試合を除き、2番に定着。5月は打率3割6分7厘と、完全復活となった。


「今年、DeNAは4連勝以上が5回。その時の打順を見ると、1番から5番までが固定されています。ラミレス監督が落ち着くと、選手の潜在能力が発揮できている印象です」


 5月17日から22日まで、5月29日から6月1日までの各4連勝では神里和毅、宮崎、ソト、筒香、ロペスの順番を動かしていない。6月8日から12日までの4連勝では2番が桑原将志1試合、石川雄洋3試合と変わっただけで、1番・神里、3番・宮崎、4番・筒香、5番・ロペスは同じ。


 6月23日から7月2日までの4連勝(1分挟む)は交流戦とリーグ戦がまたがっていたこともあり、やや入れ替わっているが、5試合中3試合は神里、ソト、ロペス、筒香、宮崎だった。7月19日から27日までの7連勝(1分挟む)では1番は乙坂智、大和、神里と変わっていたが、2番・筒香からソト、ロペス、宮崎という4人の打順は動かしていない。


「前日まで3連勝中だった4月13日にはソトと宮崎の打順を動かしたものの、1点しか取れずに敗戦している。最近のラミレス監督は打順を4月のようにはいじらなくなった。反省を生かして、采配を揮っている。この方針を貫けるか。8月2日から巨人を3タテした時も、1番から5番までは動かしていない。このまま奇策と王道のバランスの取れた作戦を展開できれば、セ・リーグ制覇も夢ではないでしょう」


 DeNAの21年ぶりの優勝は、ラミレス監督の手腕に懸かっている。

NEWSポストセブン

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