アルファロメオ、新型SUV『トナーレ』にプラグインハイブリッドの“Q4”を追加設定

2023年8月8日(火)6時55分 AUTOSPORT web

 2023年1月にデビューを飾ったアルファロメオの新型SUV『Tonale(トナーレ)』に、伝統のグレード名を冠したプラグインハイブリッド(PHEV)モデル『Tonale Plug-In Hybrid Q4(トナーレ プラグインハイブリッドQ4)』が登場。その日本導入記念として“サンルーフエディション”も設定され、8月26日(土)より発売が開始される。


 日本国内では今年2月から正式に発売開始となったアルファ待望の新型SUVは、世界初の新規軸としてブロックチェーン・テクノロジーを活用して購入時に車両認証を行い、ライフサイクルとともにブロックチェーン上の情報を更新することで残存価値保護を図る“NFT(非代替性トークン)デジタル証明書”を備える(本国仕様)など、技術面でも革新的な1台として話題を呼んだ。


 その『アルファロメオ・トナーレ』に追加される今回のモデルは、電気自動車(EV)が持つ力強さ、静粛性、そして環境性能と、ガソリン車が持つドライビングフィール、航続距離を併せ持ったPHEVとなっている。


 その“トナーレ プラグインハイブリッドQ4”には15.5kWhのバッテリーが搭載され、WLTCモードで72kmのEV走行が可能に。フロントにトラクションを供給する1.3リットル・マルチエアーターボガソリンエンジンと、リヤに搭載する最大出力94kw/250Nmのモーターを組み合わせ、総出力280PSのパワフルなドライビング体験を可能とし、0-100km/h加速はわずか6.2秒の俊足を誇る。


 そのパフォーマンスを活かすべく、走行中にも車両のトラクションをつねに管理し、パフォーマンスと効率の面で高い性能を発揮する“Q4 All-Wheel Drive System(オールホイールドライブシステム)”も搭載。さらに“ALFA DNAドライブモード”には3種類の設定が用意され、最高速135km/hまでの電動走行となる“ADVANCED EFFICIENCY”に、システムをもっとも効率的に利⽤できるようにパワーや燃料消費を最適化した“NATURAL”、そしてエンジンとモーターを組み合わせたスポーティな制御で、スロットルの応答をシャープにしてフルパワー時にギアシフトを早期化、減速時にはトルク配分を最適化、回生量をも増加させる“DYNAMIC”のドライブモードが選択可能となっている。

この”Plug-In Hybrid Q4″には15.5kWhのバッテリーが搭載され、WLTCモードで72kmのEV走行が可能に
走行中にも車両のトラクションをつねに管理し、パフォーマンスと効率の面で高い性能を発揮する”Q4 All-Wheel Drive System(オールホイールドライブシステム)”も搭載


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 これら機能を可視化するセンタースクリーンには、PHEV専用の“ハイブリッド”ページが追加され、エネルギーフローの確認、走行履歴の確認、充電設定やその予約が可能に。さらにバッテリーの充電レベルを上げる“e-Saveモード”のボタンや、ブレーキングと回生からエネルギーを回収する“バッテリー節約”モード、エンジンを使用して設定した目標レベル(40%+、60%+、80%+)まで充電を行う“バッテリー充電”モードの切り替えも可能とする。


 こうしてアルファらしいスポーティさを兼ね備えた電動モデルには、同じく“らしい”遊び心も備えられ、チャージポート側のリヤドアガラスには、エレクトロ・ビショーネのアイコンが施された。


 これはブランドの象徴である蛇(ビショーネ)を電動化したデザインとなり、アイデンティティとなるスポーティネスを継承しながら、電動化への「La Metamorfosi(ラ・メタモルフォシ/変革)」を体現したものだという。


 このプラグインハイブリッドQ4には主力グレードの“Veloce(ヴェローチェ)”と同“Ti”のおなじみの名称を持つグレードが用意されるが、PHEV導入に際し特別限定車のサンルーフエディションも登場。こちらはクロームのデュアルエキゾーストパイプを装備してスポーティネスを演出するVeloceをベースに、サンルーフとハンズフリー機能付き電動テールゲートを特別装備する。


 このサンルーフエディションは、すでにカタログモデルとして導入済みの直列4気筒1.5リッター・ハイブリッドVGT(可変ジオメトリーターボ)ガソリン(160PS)と『P2』電気モーターを搭載したマイルドハイブリッド(MHEV)モデルにも設定され、こちらはすでに8月3日(木)より販売が開始されている。


 ボディカラーはアルファホワイト、アルファレッド、アルファブラック、ヴェスヴィオグレー、そしてモントリオールグリーンの5色が設定され、うちTiはホワイト、レッドの2色、そして特別限定車サンルーフエディションにはモントリオールグリーンとヴェスヴィオグレーの2色が用意され、価格はプラグインハイブリッドQ4が675万〜740万円、同サンルーフエディションが755万円に。そして先行発売となるMHEVのサンルーフエディションは625万円(いずれも税込)となっている。


公式サイト:https://www.alfaromeo-jp.com/models/tonale-plug-in-hybrid

チャージポート側のリアドアガラスには”エレクトロ・ビショーネ”のアイコンが施された
センタースクリーンには、PHEV専用の”ハイブリッド”ページが追加され、エネルギーフローの確認、走行履歴の確認、充電設定やその予約が可能に

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