塚越「“今年は勝とう”を、早い段階で実現できた」【2020年スーパーGT第2戦GT500優勝会見】

2020年8月9日(日)22時20分 AUTOSPORT web

 異例の8月開催、同一コース連戦となった2020年スーパーGT第2戦富士スピードウェイでの決勝を終え、GT500クラスでFR化された新生NSX-GTでの初勝利を飾ったKEIHIN NSX-GTの塚越広大とベルトラン・バゲット。


 塚越とKEIHIN REAL RACINGにとっては2018年開幕戦の岡山国際サーキット以来となる久々の優勝を記録した第2戦。優勝会見では決して簡単ではなかったというレースを振り返り、続く地元戦である第3戦鈴鹿への展望を語った。


KEIHIN NSX-GT
塚越広大(第2スティント)
ベストラップ:1’30″212


「今日は本当にバゲットの前半スティントが良くて、トップで帰ってきて、ギャップも築いてくれたしパーフェクトな仕事をしてくれました。僕がコースに復帰してからは、少しバゲットのようにはうまく行かなくて、自分のスティント前半はクルマのコントロールに苦労したところがありました。でも展開にも助けられ、ギャップがある状態だったことで後半は少し自分のペースが取り戻せました。後ろからはすごい勢いで迫ってくるクルマもありましたし、苦労はしましたけど、チームの仕事とクルマを信じて最後までプッシュすることができました」


「振り返っても17号車は過去、こういうシチュエーションで何度か悔しい思いをしていて、その意味でも最後まで油断はできなかった。ギャップがあっても何が起きるか分からないし、本当に集中していてチェッカーを受けた後も何度も確認して『もう1周残ってるんじゃないか』とか(笑)、そういう心配までするぐらい。ただこうして優勝できたし、バゲットとも2年目で『去年は本当に速さはあったけど、勝てなかったね』という話をしていて『今年は勝とう』というのを、こうして早い段階で実現できて本当にうれしいです」


「次戦からウエイトも増えるので、速さで前にいくのが若干難しくはなってきますが、強さをしっかり磨いて、ポイントを稼いでいかないといけないなと思います。鈴鹿に関して、個人的には他のサーキットでは良い結果を手にしているんですけど、鈴鹿だけはなかなか上手くいかないことが多くある。でもこうして良い流れで鈴鹿に臨めるので、最高の結果が出せるようにバケットと、チームと、頑張っていきたいと思います」

2020年スーパーGT第2戦富士 優勝会見 塚越広大(KEIHIN NSX-GT)


KEIHIN NSX-GT
ベルトラン・バゲット(第1スティント)
ベストラップ:1’29″444


「ありがとう、本当にいい気分だ。タフなレースで決して簡単ではなかったし、ここまで予選、決勝でも良いセットアップを見つけ出すのに苦労してきたが、昨日の(公式練習での)感触から、とても良いレースペースが発揮できそうだと感じていたんだ。予選でも良いポジションを獲得できていたし、このチャンスを逃したくないと思っていた」


「レースが始まってからは出来るだけ早くオーバーテイクしたかったけど、ARTA NSX-GTも良いスタートを決めて強力なペースで周回していて、なかなかアタックする機会がなかったんだ。でも僕らから見れば運良く、相手がトラフィックに引っ掛かったところでパスすることができた。そこからは出来るだけプッシュしてマージンを稼ごうと思ったよ。今回は気温も上がって路面温度も非常に高いコンディションだったけど、タイヤはとてもコンシスタントだった。チョイスは難しかったけど、良いタイヤに出会ったと感じているよ」


「鈴鹿でも今日と同じような結果が出せるよう頑張りたい。僕も好きなトラックだし、さっき言ったようにNSXにも合っている。とにかくポイントを稼ぐことが重要だと思う。良いリザルトを狙いたいし、チャンピオンシップを獲得するにはひとつでも多くのポイントを重ねていかなくてはならない。そのために全力で戦いたいと思う」

2020年スーパーGT第2戦富士 優勝会見 ベルトラン・バゲット(KEIHIN NSX-GT)
2020年スーパーGT第2戦富士 優勝会見


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