プロ野球OBが選んだ歴代No.1投手「分かっとる。ワッハハハ」

8月9日(金)11時0分 NEWSポストセブン

並んでポーズをとる王貞治と長嶋茂雄(1970年。写真/共同通信社)

写真を拡大

 プロ野球OBによる「史上最高の選手は誰か」という投票結果をまとめた『プロ野球史上最高の選手は誰だ?』(宝島新書)が話題だ。105人のOBが投手と野手の各5人を選出、1位の選手には5点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点を付与し、その合計ポイントによってランキングが作られている。


 結果を見ると、投手の1位はやはり金田正一氏(現役/1950〜1969年、所属/国鉄ほか)。「トルネード投法」でメジャーに旋風を巻き起こした野茂英雄氏(1990〜2008年、ドジャースほか)には比較的若い世代のOBからの票が集まり2位となった。


 3位にオールスター9連続奪三振などの伝説を残した江夏豊氏(1967〜1984年、阪神ほか)が入り、そこに江川卓氏(1979〜1987年、巨人ほか)、稲尾和久氏(1956〜1969年、西鉄)が続いた。現役メジャーリーガーではダルビッシュ有(2005年〜、現カブス)が6位、田中将大(2007年〜、現ヤンキース)が9位で、大谷翔平(2013年〜、現エンゼルス)は10位タイという結果となった。


 野手では1位が王貞治氏(1959〜1980年、巨人)、2位がイチロー氏(1992〜2019年、マリナーズほか)で、3位に“ミスター・ジャイアンツ”の長嶋茂雄氏(1958〜1974年、巨人)がランクイン。4位に落合博満氏(1979〜1998年、中日ほか)、5位に松井秀喜氏(1993〜2012年、ヤンキースほか)と続く。ちなみにメジャーでも二刀流を貫き、右肘の手術明けとなった今季は打者としてエンゼルスの主軸を張る大谷は、野手でも12位タイに入り、投打両部門で上位に名前が挙がる唯一の選手だった。


 興味深いのは投手1位に金田氏を推したのは、野村克也氏(1954〜1980年、南海ほか)、張本勲氏(1959〜1981年、巨人ほか)、須藤豊氏(1956〜1968年、巨人ほか)ら野手OBが圧倒的に多く、野手1位として王氏に票を投じたのは平松政次氏(1967〜1984年、大洋)、齊藤明雄氏(1977〜1993年、横浜)、北別府学氏(1976〜94年、広島)ら投手OBが多かったことだ。


 世代による意見の違いを超えたナンバーワンには、同じプロのなかでも“対戦相手の目線”から票が集まったことになる。投手1位に輝いた金田氏に話を聞くと、豪快に笑いながらこう話す。


「他人様から史上最高の選手とか言われなくても、自分でわかっとる。大きなお世話だよ。ワッハハハ」


※週刊ポスト2019年8月16・23日号

NEWSポストセブン

「プロ野球」をもっと詳しく

「プロ野球」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ