目標は“18バーディ”? 河本結が悲願の5年ぶりVへ「圧倒的に勝ちたい」

2024年8月10日(土)18時23分 ALBA Net

河本結、悲願の2勝目へ「18ホールバーディを取る気持ちで」(撮影:鈴木祥)

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<NEC軽井沢72ゴルフ 2日目◇10日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6685ヤード・パー72>

今季ツアー最多タイとなる12回のトップ10入りを果たしている河本結。第1ラウンドの残りを合わせて1日で9つスコアを伸ばし、トータル12アンダーで単独首位に立った。初日は15番まで3連続バーディとしたところでサスペンデッド。2日目はさらにバーディを重ね、第2ラウンドの2番まで、合計で8連続バーディの快進撃を見せた。


16番パー5の3打目からプレーを再開した河本は「下りの5メートルで、1メートルぐらい曲がるフックライン」を沈めてバーディ発進。続く17番も5メートルのフックラインを沈め「あの2つはラッキーでした」と振り返った。18番も取って、第1ラウンドは6連続バーディ締め。続く第2ラウンドでも1番2メートル、2番5メートルと次々にバーディパットを沈めた。

連続バーディは「8」でストップしたものの、4番パー4では残り191ヤードのラフから5UTで1メートルにつけてバーディ。「上にフライヤーかける感じで打ちました」とティショットのミスを帳消しにする会心の一打だった。

今季、トップ10回数とともに河本がトップに立っているのが、平均パット数(パーオンホール)。ただ、本人は満足しておらず「男子ツアーには1.6台の選手がいるのに女子にはいないので、コーチと一緒に私もそこを目指しています」。プレーするコンディションが違うため、単純に比較することはできないが、河本の1.7392回は男子ツアーでは13位相当。男子ツアートップの清水大成は1.6812回となっている。

男子と女子のパッティングの差について、河本は「そもそもの技術が違いますね。読む技術、ラインに乗せる技術、転がり、全部です。ストローク中に体がブレない体幹の強さとか体力的な面もあると思うんですけど、(弟の)力を見ていても、男子はパッティングが上手い。飛距離以上に男女の差があると思いますね」。男子に負けないパッティングを身につければ、女子ツアーではずば抜けた存在になれるというわけだ。

最終日は今季、何度も優勝争いに加わりながら手が届いていない5年ぶりのツアー2勝目がかかる。「私は100%、24時間ゴルフに費やしている。『これだけゴルフに向き合っている人はいないよな』という自信がある。勝ちたい気持ちはあるんですけど、それを楽しんでいる感じです。競り合って勝つのも大事ですけど、圧倒的に勝ちたい。毎日『54』で回りたいぐらいの気持ちです」。

復活優勝もあくまで大きな目標に向かう上での通過点。最終日は「18ホール、バーディを取る気持ち」で臨む。(文・田中宏治)


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