英国の専門ショップが上品なレストアと現代的な改良を施したジャガー「Eタイプ シリーズ3」

8月10日(金)5時0分 日本版Autoblog



ジャガー「Eタイプ」(米国では「XK-E」)は、あのエンツォ・フェラーリも認めたように自動車の歴史上で最も美しいクルマの1つだ。1961年から1975年まで生産されたが、多くの人が「最も美しいクルマ」として思い浮かべるのは初期の「シリーズ1」だろう。後期のモデル、特に米国連邦安全基準に適合させるべく醜いバンパーが取り付けられたものは人気があったとは言い難い。しかし、その不幸な「Eタイプ シリーズ3」に英国のレストア・ショップ「E-Type UK」が新たな命を吹き込んだ。

写真の1974年製ジャガー Eタイプ シリーズ3は、レストア作業にのべ3000時間が費やされ、数々のアップグレードが施されている。V型12気筒エンジンの排気量は5.3リッターから6.1リッターに拡大され、ストロンバーグ製キャブレターに替えてカスタマイズされたダウンドラフト・フューエル・インジェクション・システムを搭載。エンジンに取り付けられたベロシティスタックをご覧いただきたい。このクルマは、さらに特別に製作されたステンレス製のビッグ・ボア・エキゾーストも装備する。E-Type UKによれば最高出力は272hpから284hpに向上し、5速マニュアル・トランスミッションを介して後輪を駆動する。

ステアリングラックも新たに作り直され、トーションバーが強化されたサスペンションは調整可能なショックアブソーバーを備える。4ピストン・キャリパーとベンチレーテッド・ローターを組み合わせたAPレーシング製ブレーキを装備し、Turrino社がワンオフで製作した62スポークの16インチ・ワイヤーホイールには、ホワイトウォール・タイヤを履く。冷却性を高めるためにルーバーとエアダクトも追加された。灯火類はデイタイム・ランニング・ライトを含め全てLEDにアップグレードされている。

車内にはエアコンも装備し、ジャガー「XJS」用のヒーター内蔵レザーシートを改造して装着している。ピアノブラックのダッシュボードの下に赤く光るスタート・ボタンが備わる。クラシックな雰囲気は壊さずに、オーディオはiPodとBluetoothを接続可能。リモート・ドア・ロックも付けられた。インテリアは純正ハードトップに至るまでDynamat社製の防音材が貼られており、騒音を抑えている。

E-Type UKは同車の価格を提示していないが、よく似たシリーズ3のEタイプが19万ポンド(約2,750万円)で販売されている。もし、シリーズ3やV12エンジンがお好みでなければ、同社のサイトにはよりクラシックな直列6気筒エンジンを搭載したシリーズ1も掲載されている。ブリティッシュ・レーシング・グリーンの1967製シリーズ1 OTS(オープン・ツーシーター)なら、13万5,000ポンド(約1,930万円)で購入可能だ。

By REESE COUNTS

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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