元FC東京の韓国代表FWナ・サンホが今季2度目のKリーグ月間MVPに

　かつてFC東京に所属していた韓国代表FWナ・サンホ（FCソウル）が、今季2回目のKリーグ月間MVPに輝いた。

　韓国プロサッカー連盟は8日、7月のKリーグ月間MVPにナ・サンホが選出されたことを発表。4月に続き今季2回目の受賞となったナ・サンホは、7月に行われたリーグ戦全5試合に先発出場し、3ゴール1アシストを記録。特に、12日に行われた第22節の水原FC戦では2ゴール1アシストの活躍でチームを7−2の大勝に導き、自身も週間MVPに選出された。

　正式名称を「EA SPORTS Kリーグ今月の選手賞」とするKリーグの月間MVPは、Kリーグ公式ゲームパートナーのEA（エレクトロニック・アーツ）の後援で2019年シーズンに新設。Kリーグ1を対象に、1カ月間のリーグ戦で各節のMOM、ベストイレブン、MVPに選ばれた選手の内4人を候補とし、韓国プロサッカー連盟の技術委員会（60％）、Kリーグファン（25％）、PCオンラインサッカーゲーム『FIFA Online 4』ユーザー（15％）による各投票の合計で最も高い換算点数を得た選手が月間MVPを受賞する。

　表彰された選手には記念トロフィーと賞金が贈られるほか、月間MVPの証として自身のユニフォームに「Player Of The Month」と記されたパッチが、シーズン終了までのリーグ戦全試合で付着される。

　ちなみに、1シーズンでKリーグ月間MVPを2回受賞した韓国人選手はナ・サンホが初めて。これまでは今夏にヴィッセル神戸を退団したモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャ（仁川ユナイテッド）や、通算最多5回の月間MVP受賞経験があるブラジル人FWセシーニャ（大邱FC）など外国籍選手のみ達成していたが、ナ・サンホが新たな記録を打ち立てることになった。

　なお、1シーズンでKリーグ月間MVPを3回受賞した選手は未だ登場していない。今季リーグ戦25試合11ゴール4アシストと絶好調のパフォーマンスを続けるナ・サンホなだけに、さらなる快挙を成し遂げられるかに注目したいところだ。

文＝ピッチコミュニケーションズ