スーパーGTルーキーテストについてコロナ禍の対応としてレース週公式練習等での実施が可能に

2021年8月11日(水)15時21分 AUTOSPORT web

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは8月10日付けで、GT300クラスの初参戦ドライバー等に課されるルーキーテストについて、新型コロナウイルス感染拡大の影響による対応として、出場するレースウイークでの公式練習またはフリー走行での実施を認めるとするブルテンを発表した。


 スーパーGTでは、スポーティングレギュレーションの第4条 競技許可証(ライセンス)2.、および付則-6のルーキーテスト規定下記にしたがい、下記に該当する者はルーキーテストに参加しなければならない。ドライバーごとの複数周回の平均ラップタイムや走行マナー(スピンやコースアウトすることなく、連続して12周をレーシングスピードで安定して走行する)を材料に、GTAがスーパーGTのドライバーとしてふさわしい技術を保有しているか否かを総合的に判断する。該当項目は下記のとおりだ。


(1)スーパーGTのレース競技会に初めて参加するGT300クラスのドライバー
(2)2シーズン以上スーパーGTレース競技会に参加していないGT300クラスのドライバー
(3)GTAより指名されたドライバー


 通常このルーキーテストは、開幕前の公式テスト等の機会を使って行われているが、スポーツ走行の機会を使っても受験が可能。ただしこの場合はスポーツ走行のための経費、GTA担当者の移動経費等を受講者が負担しなければならない。


 2021年は岡山公式テスト、富士公式テストでルーキーテストが実施されているが、GTAは10日、「公式テスト、または参加する競技会の前に実技試験が実施できない外国人ドライバー、日本人ドライバーは、当該競技会の公式練習またはフリー走行での実施が認められる」と発表した。


 また、外国人ドライバーが参加できない場合の代わりとなる日本人ドライバーがルーキーテスト対象者となる場合においても、当該競技会の公式練習またはフリー走行での実施が認められる。


 ただ、ルーキーテストが不合格だった場合、レースへの参加はできない(競技会初日参加確認後のドライバー変更は認められない)。長距離レースで3名登録ならば残る2名で参戦ができるが、2名で参戦する場合は、レース途中でリタイアせざるを得ない。


 コロナ禍に揺れた2020年もこういったケースが存在したが、今回のブルテンにより改めてルーキーテスト実施に関して示されたかたちだ。

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