巨人・岡本和真は500発可能?清原和博と共通するフォーム上の3つのポイント

8月11日(水)6時0分 SPAIA

巨人・岡本和真,ⒸSPAIA

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伸ばしきらない左肘

巨人の岡本和真が27本塁打、80打点でリーグトップを走っている。昨季は新型コロナウイルスの影響で試合数が限られていたにもかかわらず、31本塁打、97打点をマークしてタイトル獲得。今季も本塁打はヤクルト・村上宗隆と1本差だが、打点は2位のヤクルト・山田哲人に15点差をつけており、2年連続2冠も現実味を帯びている。
そんな岡本を見ていると、巨人時代の清原和博を思い出す。清原は一度もタイトルを取ったことがないことから「無冠の帝王」と呼ばれたが、通算525本塁打を放った球史に残るスーパースターだ。岡本と巨人時代の清原を比べると、両者にはフォーム上の3つの共通点がある。
まず左肘を伸ばしきらない点。岡本と清原はインパクトの瞬間、左肘を伸ばしきらずに少し曲げた状態でスイングをする。低めのボールを打つ際はすくい上げる打ち方になるため左肘を曲げる必要はなく、比較的対応しやすい。しかし高めのボールはヘッドを高めに合わせてスイングしなければならず、バットの出だしが低めより時間がかかりやすい。
そこでインパクトの際に左肘を少し曲げることで、高めでもヘッドを早く前に出せる。差し込まれても左肘を曲げて振ることで、ボールをバットの芯に当てやすくなる。野球界ではよく「左肘を抜く」と表現されるが、岡本と清原は左肘の抜きが上手く高めでもホームランを打てる印象だ。

右肘の畳み方

2つめは右肘の畳み方がスムーズなところ。インパクトの瞬間右肘がグッと締まると、バットが体の近くを通るため最短距離でヘッドを前に出せる。右肘を畳みながらインパクトに向かうことで、右手の押し込みも強くなり速いボールにも押し負けずに打つことが可能だ。
岡本と清原はインパクト時の右手の押し込みが強く、スイングが前に大きくなるところも似ている。両者はボールを打った後、両腕がまっすぐ伸びた状態になってからフォロースルーへ移る。スイングが前に大きくなるのも、右手の押し込みがスムーズに行なわれている証であり、飛距離を生むには大事な要素だ。
また両者は逆方向へのホームランも多い。清原の強みは、まるで左打者が引っ張ったかのようなライトへのホームラン。岡本の右打ちもまさに「逆方向に引っ張る」という表現がぴったりだ。逆方向への強い打球は右肘の畳みが効いているからこそ生まれるものであり、広角にホームランを打つには欠かせない要素である。

左足股関節の壁

岡本と清原は下半身にも共通点があり、特に左足の壁の作り方はうり二つ。左足の股関節を軸にして回転し、ヘッドの加速をアシストしている。また左足股関節による壁が作られているため、上体が前に突っ込むのを抑えられている。
左足の壁ができると、変化球でタイミングを外されても下半身が崩されずに粘れるため、上体が前にいかずに強いスイングが保たれるのだ。
両者の恐ろしいところが高低左右問わず対応力があるところ。高めは左肘を抜いてヘッドを出し、低めはそのまますくい上げて打てる。さらに右肘の畳みがスムーズなため広角へホームランを打つことも可能。安定して本塁打を量産できる打ち方なのだ。
清原は入団1年目から31本塁打を記録し、入団から13年間、本塁打数が20本を切ることはなかった。岡本も入団4年目のシーズンで33本塁打を記録し、それ以来3年連続30本以上を記録している。
岡本は怪我さえしなければ今後もホームランを量産していくだろう。まだ25歳と若く、ユニフォームを脱ぐその日までどれだけの放物線を描いていくのか楽しみだ。
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