奈良大付、聖地1勝!…奈良新時代 天理・智弁以外で25年ぶり夏勝利

8月11日(土)5時55分 スポーツ報知

9回、最後の打者を打ちとり、ガッツポーズする奈良大付・木村

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◆第100回全国高校野球選手権記念大会第6日 ▽1回戦 奈良大付4−1羽黒(10日・甲子園)試合詳細

 初出場の奈良大付が春夏通じて甲子園初勝利を挙げた。巨人・岡本和真内野手(22)と同じ橿原磯城リトルシニア出身の木村光投手(3年)が1失点で完投。天理と智弁学園が圧倒的な成績を誇る奈良県勢で、2強以外のチームによる夏の勝利は25年ぶりとなった。

 初めて聖地に響いた校歌を歌い終えると、奈良大付ナインは笑顔で応援席へ駆け出した。天理と智弁学園の2強以外の奈良勢が夏に勝つのは、1993年の郡山以来25年ぶりだ。「上出来かなと思います」。8安打8奪三振1失点で完投したエース右腕の木村は、同校の甲子園初勝利をかみしめた。

 自己最速を1キロ更新する143キロをマークし、“魔球”で羽黒打線を翻弄した。通常、スライダーは人さし指と中指を球にかけるが、木村は人さし指を立て中指だけかける。「中学のときに遊びでやっていたら曲がった」。今春は左耳を負傷したため試合に出場できず、夏の奈良大会で初めて公式戦に登板した“秘密兵器”だ。

 木村は巨人の岡本、鍬原拓也投手(22)と同じ橿原磯城リトルシニアの出身。中学時代には、プロ入りする直前の岡本と会った。生で打撃を見せてもらい「頑張れよ!」と激励された。「甲子園で成績を残されているので、少しでも近づけたら」。岡本は智弁学園高3年時、夏の初戦で明徳義塾(高知)に敗退した。あこがれの先輩を超える1勝だ。

 初出場した2015年センバツは敦賀気比に1安打完封負け。この日は初回に8球で甲子園初得点を挙げた。出場校中NO1のチーム打率4割5分8厘の打線が12安打で4点を奪った。大体大時代に巨人・上原浩治投手(43)とバッテリーを組んだ田中一訓監督(44)は「うちの学校にとって歴史的な1日になった」と感慨深げ。出場決定後、お祝いの花や激励メッセージを届けてくれた後輩に向け、「勝ったぞ〜と。そう伝えたいですね」と胸を張った。

 日大三と戦う15日は、田中監督の45回目の誕生日。木村は「バースデー勝利をみんなで届けたい」と誓った。V候補から再び記念星をつかめば、25年前の郡山を上回る1大会2勝目だ。(伊井 亮一)

スポーツ報知

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