FIMが2022鈴鹿8耐の決勝結果について声明発表。レース後に検査された一部のパーツはFIM本部で管理
2022年8月12日(金)1時9分 AUTOSPORT web
8月11日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は、三重県の鈴鹿サーキットで8月7日に開催された『2022 FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会』の決勝翌日にレース後車両検査が行われたが、一部のパーツがFIM本部に送られ、再度検証されることとなったことを明かし、決勝の順位結果はいまだ暫定的なものとなると声明を発表した。
EWCの1戦として行われている鈴鹿8耐は、EWCのレギュレーションが適用され、マシンから装備品に至るまで確認され、ウイーク前の4日には公式車検、レース後の8日にはレース後車検が行われた。
レース後車検は決勝翌日の8日9時から13時に、完走した全ての車両はオフィシャルの管理下に置かれ、必要に応じて検査(分解検査を含む)された。
11日に出されたFIMの声明では、「1〜10位を獲得したマシンのテクニカルコントロールが行われた」という。
そして、「一部の部品はFIM本部に送られ、FIMが公認したマシンの基準部品と比較される。これらの部品がすべてFIMで管理されるまでは、レースの結果は暫定的なものとなる。この点に関するさらなる情報は、追って提供される予定だ」と続けられた。
レース後の車検で違反と思われる車両のパーツが見つかったために、FIMが再検査を行うようで、決勝の順位結果は日本時間12日になっても暫定的なものとなる。
どのチームのマシンかについては発表されておらず、これからどのような判断が下されるかは今後発表されることになる。一部のチームに失格の裁定が下される可能性もないわけではなく、暫定順位結果から正式順位結果が変わる可能性がある。
FIMが再度公開するであろう声明、または鈴鹿8耐の正式順位結果が発表されるまで待ちたい。