済美・政吉、寿命?「縮まりました」劇的試合演出弾

8月12日(日)22時42分 日刊スポーツ

8回裏済美2死一三塁、左越え三点本塁打を放つ政吉完哉(撮影・白石智彦)

写真を拡大


<全国高校野球選手権:済美13−11星稜>◇12日◇2回戦

 球史に残る劇的な逆転劇で勝利を飾った済美。最後はタイブレーク制の延長13回に1番矢野功一郎(3年)が逆転サヨナラ満塁弾を放ったが、打線のもう1人のヒーローは9番打者だった。
 政吉完哉外野手(3年)。6点を追う8回、一挙8得点の猛攻は、この選手の死球から始まった。その後、5本の安打と死球で1点差まで迫り、2死一、三塁でこのイニング2度目の打席が回ってきた。内角の直球をさばいた打球は左翼ポール際に。逆転3ランとなり、一気に試合をひっくり返した。
 「びっくりしました。公式戦で本塁打、初めてなので。何が起こったか分からなかった」
 9回に2点を返され、延長13回からタイブレークに。その表に済美は2点を奪われた。無死一、二塁で、攻撃は政吉から。再びビッグプレーが飛び出した。セーフティーバントを命じられていた政吉は、カウント2ボールから、三塁前に絶妙なバント。自身もセーフとなり、無死満塁の絶好機をつくりあげた。そして、エンディングは矢野の逆転サヨナラ満弾。政吉は息をのむ展開に言った。
 「雰囲気はハンパなかった。でも、楽しくできた。こんな試合、初めてです。でも、こんな経験をさせていただいて…。楽しかったです」
 報道陣からは「寿命が縮むような展開でしたね」とも、ふられた。
 「はい、縮まりました!」
 最高の笑顔を、また浮かべた。

日刊スポーツ

「済美」をもっと詳しく

「済美」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ