スーパーGT:鈴鹿1000kmの参加条件などが明らかに。ピットインは最低5回義務付け

2017年8月14日(月)14時37分 AUTOSPORT web

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは8月11日付けで、鈴鹿サーキットで8月26〜27日に開催される第6戦『第46回インターナショナル鈴鹿1000km “SUZUKA 1000km THE FINAL”』の参加条件を発表した。


 スーパーGTでは、各レースを前に各車両の最低重量、エアリストリクターや性能調整重量を定める参加条件がチーム向けに告示され、各車両はその数値に合わせなければならない。


 GT500クラスでは、DTMドイツツーリングカー選手権と統一化したクラス1規定のもと参加条件を設定。レクサスLC500とニッサンGT-RニスモGT500は規定に則っているため参加条件は特に定められていないが、ホンダNSX-GTは市販車のエンジン搭載位置に合わせてミッドシップ化しているため、参加条件が定められている。


 そんなホンダNSX-GTの競技車両最低重量は、第3戦オートポリス以降と同じく、1034kgとされた。


 GT300クラスもブランパンGTシリーズのBoP(性能調整)をもとに数値が定められているFIA-GT3車両の参加条件が公開された。


 ブランパンGTのBoPは各コースの特性によって事前に定められている。そのBoPにより、第5戦から車両重量に変更があったのは、以下の車種だ。


アウディR8 LMS:BoP+15kg→+45kg
BMW M6 GT3:BoP+20kg→+30kg
ランボルギーニ・ウラカンGT3:BoP+25kg→+55kg
フェラーリ488 GT3:BoP+5kg→+25kg
メルセデスベンツAMG GT3:BoP+5kg→+30kg
ポルシェ911 GT3 R:BoP+10kg→+20kg
ベントレー・コンチネンタルGT3:BoP+0kg→+10kg
メルセデスベンツSLS AMG GT3:BoP+10kg→+15kg


 また、エアリストリクター径、最低地上高に変更があったのは下記の3車種。


レクサスRC F GT3:エアリストリクター径40.0mm×2→38.0mm×2
アウディR8 LMS GT3:エアリストリクター径38.0mm×2→39.0mm×2
ランボルギーニ・ウラカンGT3:エアリストリクター径38.0mm×2→39.0mm×2
フェラーリ488 GT3:最低地上高F:79mm/R:104mm→F:73mm/R:98mm


 最大過給圧についても、フェラーリ488 GT3、BMW M6 GT3、ニッサンGT-RニスモGT3、ベントレー・コンチネンタルGT3ともに変更が加えられている。


 なお、マザーシャシーを含むJAF-GT車両については、第5戦富士からの数値変更はない。


 また、GTAは8月2日付けで第6戦鈴鹿のレース距離にもとづく項目も発表。2016年と同様、ピットはGT500/GT300両クラスとも、決勝スタート後(フォーメーションラップを終了し、スタートラインを通過した後)、ドライバー交代をともなう最低5回のピットインが義務付けられた。


 ただし、スポーティングレギュレーションの規定により決勝スタートが遅延された場合や赤旗によって一時中断された場合などは、この義務付けのピットイン回数は審査委員会の承認のもと減らされる場合があるほか、不可抗力により途中でレースが中止された場合は、この条項は適用されない。


 また、タイヤの持ち込み本数も2016年大会と同様に、1台あたりドライタイヤ12セット、ウエットタイヤ14セットとなった。なお、今季第1戦以降その供給先のエントラントのいずれもが優勝できなかったタイヤメーカーは、ドライタイヤの持込本数を1台当たり1セット追加できる(これは他のラウンドでも同様)。


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