BMW・MINIついに純電動車(BEV) 「MINIクーパーSE」欧州発売

8月14日(水)8時27分 財経新聞

「MINIクーパーSE」(画像: BMWの発表資料より)

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 MINIが2001年以降BMWブランドとなって久しいが、 7月9日、BMW本社は純電動車(BEV)を欧州で発売すると発表した。MINIブランドとしては当然初となる。ミニ発祥のイギリスでは「MINIエレクトリック」、イギリス以外では「MINIクーパーSE」と呼ばれるようだ。

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 電池容量は32.6kWhで、50kWの急速充電対応、一充電航続距離は270km(WLTC)※EPA基準では216km程度(推定値)となっているのだが、航続距離は実質200kmぐらいと考えないといけない。すると、実用車としては今一不便となり、最近次々に発売される電気自動車(BEV)と同様の実用性であり、市場が限られてくるものと言える。

 スタイルは3ドアハッチバックで、「ホンダe」の実用性とよく似ている。0-60km/h加速は3.9秒、0-100km/h加速は7.3秒。最高出力/135kW(184hp):最大トルク/270Nmで力は十分に実用レベルだ。

 最高速度が150km/hに制限されていることはBEVの特性となっているが、ヨーロッパの交通事情では多少の不便はあるだろう。今後、バッテリーの改良が進んで航続距離が延長されてくると、遠距離ドライブの機能も強化されることとなるのだが、現状、ヨーロッパの交通事情では最高速度150km制限は痛い。150km/hの最高速で巡行したなら30分程度の航続距離となってしまい、実用性に劣ることとなってしまう。

 どのメーカーのBEVもこの問題の解決が前提となっている。期待は全固体電池だが、いつ頃実用品としての出荷が始まるのか、全てはそこにかかっている。

 MINI・BEVの駆動方式は伝統のFFであるようで、「ゴーカートフィール」が目玉商品であるようだ。しかし、筆者がこれまで試乗した範囲では、MINIは既に優れたFFのクルマに進化しており、むしろスズキ・スイフトのほうがFFもきつく、乗り味もゴーカートフィールと感じてしまう。EVでのゴーカートフィールとはいかなるものかは、乗ってみてのお楽しみとなる。

 生産は2019年11月から英オックスフォードの工場で始まり、日本市場への投入は未定とのこと。いよいよEVの時代の幕開けと日本市場もなるのであろう。

財経新聞

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