2022 スーパーGT第5戦鈴鹿『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE』参加条件

2022年8月15日(月)18時3分 AUTOSPORT web

 8月12日付けで、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、8月27〜28日に三重県の鈴鹿サーキットで開催される第5戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE』の参加条件について発表した。GT500クラスでは特に変更はないが、GT300クラスでは細かな数値がいくつか変更されている。


 スーパーGTでは、各レース前に参加条件が提示され、各車両はこれに従った条件で参加しなければならない。共通規定で争われるGT500クラスでは大きな調整はないが、GT300クラスではGT300規定車両、GT300マザーシャシーにそれぞれ条件が示されるほか、GT3車両はSROモータースポーツ・グループとの協定により、SROが各コース特性に従い設定した性能調整が適応される。


 まずGT300規定では、第4戦で変更されたSUBARU BRZ R&D SPORTのBoP重量25kg増加、apr GR SPORT PRIUS GTのBoP重量10kg軽減がそのまま継続される。一方GT300マザーシャシーでは、BoP重量が第4戦富士の50kgから、富士以外のコースで適用される100kgに戻されているが、それ以外に「車両に搭載できる燃料の総容量は110L以下とする」とする注釈が添えられた。


 GT3車両では第3戦と比較すると、BoP重量がホンダNSX GT3は10kg、メルセデスAMG GT3は5kg軽くなっている。一方第3戦でStudie BMW M4が優勝したBMW M4 GT3はBoP重量が15kg増えている。また最大過給圧ではフェラーリ488 GT3がわずかに、ニッサンGT-RニスモGT3、BMW M4 GT3が数値が下げられる方向で調整された。


※太字:第4戦富士からの変更箇所


I.GT500クラス


参加車両については、SpR第23条サクセスウエイト制に従った燃料流量リストリクターを装着すること。燃料補給装置給油ホースリストリクター(内径25.0mm)が引き続き適用される。取付位置等については、末項を参照のこと。


II.GT300クラス


GT300












































競技車両最低重量エアリストリクター径BoP 重量車両重量備考
スバルBRZ1150kgNone+75kg1225kg過給圧は別表参照
トヨタ・プリウス #311200kg29.08mm×2+70kg
(ハイブリッド重量含む)
1270kg
トヨタGRスープラ1200kg29.08mm×2+50kg1250kg
トヨタGR861200kg29.08mm×2+50kg1250kg


*1 2022 年JAF 国内競技車両規則第3章第10条10.3.2に従った燃料補給装置給油リストリクター(内径φ33.0mm)が適用される。
*2 ハイブリッド車両についてはGTAが別途指定するデータを提出しなければならない。
*3 最低地上高はスキッドブロック厚10mm(±2mm)、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mm を装着とする。
*4 燃料補給装置給油ホースリストリクター(内径φ27.5mm)が適用される。取付位置等については、末項を参照のこと。


GT300マザーシャシー




















競技車両最低重量エアリス径:1 個エアリス径:2 個BoP 重量車両重量
トヨタ86 MC1100kg40.00mm x128.29mm x2+100kg1200kg


*1 2022年JAF国内競技車両規則第3章第10条10.3.2に従った燃料補給装置給油リストリクター(内径φ33.0mm)が適用される。
*2 最低地上高はスキッドブロック厚10mm(±2mm)、基準面とスキッドブロックの間にスペーサー15mmを装着とする。
*3 燃料補給装置給油ホースリストリクター(内径φ27.5mm)が適用される。取付位置等については、末項を参照のこと。
*4 車両に搭載できる燃料の総容量は110L以下とする。


FIA-GT3







































































































競技車両公認番号最低重量BoP車両重量エアリス径最低地上高給油リス備考
ホンダNSX GT3 2022GT3-0471260kg401300NoneF:66mm
R:66mm
35mm
アウディR8 LMS 2022GT3-0381260kg4513052x 36mmF:65.5mm
R:128mm
30mm*4
BMW M4 GT3GT3-0531265kg451310NoneF:84.5mm
R:83.5mm
32mm
フェラーリ488 GT3 2020GT3-0441260kg401300NoneF:73mm
R:98mm
31.5mm
ランボルギーニ・ウラカンGT3 2019GT3-0401230kg8513152x 39mmF:70mm
R:128mm
30mm*4
レクサスRC F GT3GT3-0461300kg2513252x 40mmF:90mm
R:280mm
33mm
メルセデスAMG GT3 2020GT3-0421285kg4513302x 34.5mmF:81mm
R:87mm
33mmLambda Min 0.92
ニッサンGT-RニスモGT3GT3-0481285kg401325NoneF:124mm
R:165mm
34mm


*1 FIA-GT3はFIAが指定するディメンションに従った形状を有するエアリストリクターを装着しなければならない。
*2 給油リストリクターの形状は、最少内径を除いて、2022年JAF国内競技車両規則第3章第10条10.3.2 第3-2図「流量リストリクター」の形状を維持しなければならない。
*3 搭載する追加ウェイトは、2022年国際モータースポーツ競技規則付則J項257A条第204項に従って搭載しなければならない。
*4 クロンテック88K SLを使用する場合の数値を上表は示す。その他のクロンテック製リグを使用する場合、28mmとする。


最大過給圧




































































































































































スバルBRZフェラーリ
488 GT3
ホンダ
NSX GT3
ニッサンGT-R
ニスモGT3
BMW M4 GT3
[rpm]”過給圧レシオ
@Lambda
過給圧レシオ
@Lambda
過給圧レシオ
@Lambda
過給圧レシオ
@Lambda
過給圧レシオ
@Lambda
40001.47 @0.901.87 @0.881.94 @0.882.33 @1.10
42501.49 @0.902.38 @1.10
45001.51 @0.901.93 @0.881.93 @0.882.42 @1.10
47503.95 @0.921.53 @0.902.45 @1.10
50003.88 @0.921.55 @0.901.95 @0.881.89 @0.882.48 @1.10
52503.70 @0.921.57 @0.902.53 @1.10
55003.49 @0.921.58 @0.901.97 @0.881.82 @0.882.60 @1.10
57503.31 @0.921.59 @0.902.63 @1.10
60003.10 @0.921.59 @0.901.99 @0.881.79 @0.882.66 @1.10
62502.94 @0.921.59 @0.902.69 @1.10
65002.81 @0.921.57 @0.902.00 @0.881.75 @0.882.60 @1.10
67502.74 @0.921.55 @0.902.50 @1.10
69001.75 @0.88
>/ 70002.59 @0.921.53 @0.901.98 @0.881.51 @0.882.38 @1.10
>/ 72502.43 @0.921.49 @0.902.23 @1.10
>/ 75002.29 @0.921.47 @0.901.94 @0.882.10 @1.10
80001.30 @0.901.50 @0.88
8100


上記過給圧は過給圧レシオであり、GTAが公示する基準大気圧に上記レシオをかけて最大過給圧が決定される。チームは各イベントにおいてGTAが発表する現地大気圧に合わせて過給圧を調整しなければならない。
GTAロガーにおいて、アクセル開度>30%、エンジン回転数>3000rpm、進行方向加速度が増加もしくは保持の間の条件において、50ms以上、規定過給上限値より+15mbarを記録した場合、審査委員会に報告される。
規定過給圧に対し、線形補間を適用する。


III.燃料補給装置給油ホースリストリクターの取付 以下略

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