GTワールドチャレンジ・アジア第4ラウンドSUGOのエントリー発表。台数微減もGT3に注目エントリー

　8月15日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWSを運営するSROモータースポーツ・グループは、8月19〜21日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される第4ラウンドのエントリーリストを発表した。GT4などで台数が減っているが、GT3には注目の新エントリーも記された。

　2020〜21年は新型コロナウイルス感染拡大の影響による渡航制限のため、シリーズ自体の開催ができなかったGTワールドチャレンジ・アジア。2022年からは第1ラウンドをマレーシアのセパンで開催した後、第2〜第5ラウンドを日本で開催し、この4ラウンドに参戦する日本人ドライバー／日本チームに『ジャパンカップ』の冠をかけている。

　7月15〜17日の鈴鹿、7月22〜24日の富士に続いて開催される第4ラウンドのSUGOは、日本人ドライバー、チームにとってはお馴染みの存在だが、SUGOでの国際イベントは多いわけではなく、海外チーム、海外ドライバーにとってはデータ不足が響くかもしれない。

　そんなSUGOでのレースだが、第2ラウンド、第3ラウンドは25台が参加していたが、GT4やTC招待枠のエントリーが減り、合計21台というエントリーとなった。注目は今季スーパー耐久を中心に活動していたAudi Team Hitotsuyamaの新規参戦。車両はもちろんアウディR8 LMSで、2021年のスーパー耐久富士24時間でもドライブした小倉基宏と都筑晶裕が乗り込む。

　GT3のプロ-アマのランキングでは、ここまでフル参戦組ではトリプルエイトJMRのH.H.プリンス・アブドゥル・ラーマン・イブラヒム／ニック・フォスターがリード。鈴鹿、富士でそれぞれ優勝を飾っているカーガイ・レーシングの木村武史／ケイ・コッツォリーノが追っている。ふたりはジャパンカップではランキング首位で、ポルシェセンター岡崎の永井宏明／上村優太がこれを追っている。

　今季のGTワールドチャレンジ・アジアは最終ラウンドに予定されていたマンダリカがキャンセルとなったため、SUGO戦を含め残り2ラウンドとなっている。タイトル争いの上でも重要なレースとなりそうだ。

ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWS
第4ラウンド／第7・8戦　鈴鹿サーキット　エントリーリスト