ミック・シューマッハーF1復帰の可能性を指摘する声。候補はウイリアムズか
2023年8月16日(水)15時55分 AUTOSPORT web
メルセデスF1チームのリザーブドライバーを務めているミック・シューマッハーの来季契約先候補のひとつとして、ウイリアムズが挙げられている。ルーキー、ローガン・サージェントのパフォーマンスが後半戦に大幅に改善することがなければ、ウイリアムズはサージェントを降ろしてシューマッハーを乗せる可能性があると、F1解説者を務めるローレンス・バレットが主張したのだ。
F1初シーズンの前半戦を終えた段階で、サージェントのベストリザルトはイギリスGPでの11位で、まだ入賞は果たしていない。一方、経験豊富なチームメイト、アレクサンダー・アルボンは11ポイントを獲得している。
「アルボンは非常に高い評価を受けている。現在コンストラクターズ選手権7位のウイリアムズは、2024年に向けてアルボンをすでにキープしている」とバレットは『Formula 1』公式サイトのコラムに記した。
「一方、チームメイトのルーキー、ローガン・サージェントは、堅実に戦ってはいるものの、華々しいF1デビューを飾ったとはいえない。来シーズンもチームに残るためには、さらに努力し、改善する必要がある」
「ウイリアムズはチーム全体でサージェントをサポートし、彼のプレッシャーを取り除き、彼がリズムをつかむための手助けをしようとしている」
「とはいえ、彼は、一貫性を示さなければならないし、アルボンとの差を縮める必要もあるだろう。特に予選でのギャップを縮め、ポイント圏内に入る必要がある」
「それができなければ、来季シートを維持できない恐れがある。後任候補のひとりがミック・シューマッハーであることは、疑う余地がない。昨年短期間ながら両者は交渉しており、今年はメルセデスのリザーブとしての役割を通じてつながりを保っている。彼のメルセデスでの仕事ぶりについては、(ルイス・)ハミルトンと(ジョージ・)ラッセルが公の場で称賛している」
メルセデスのチーム代表トト・ウォルフは、シューマッハーの貢献に満足している一方で、来年は彼がどこかのチームと契約を結び、レースドライバーとしてF1レースに復帰することを望んでいると明言した。ただ、シューマッハーのシート獲得のために自分にやれることは多くはないとも示唆している。