岡崎慎司獲得匂わせ？STVV監督が注目発言「経営陣は私の意見を…」

　元日本代表FW岡崎慎司（36）は今月上旬からシント=トロイデンVV（STVV）のトレーニングに参加。今月14日時点でSTVVと契約を結んでいないが、STVVのベルント・ホラーバッハ監督が同選手獲得の可能性について語った。15日、ベルギー紙『Het Belang Van Limburg』が伝えている。

　STVVは昨季終了後にFW原大智（23）やFWジョアン・クラウス（25）、コンゴ民主共和国代表FWネルソン・バロンゴ（23）など複数選手が退団。ドイツ3部インゴルシュタットからFWファティ・カヤ（22）やFWジャンニ・ブルーノ（30）を獲得したが、今季ここまで4試合で2得点と攻撃陣のクオリティ不足を露呈している。

　一方、岡崎慎司はかつてレスター・シティ在籍時にプレミアリーグ優勝を経験。2019年9月から2シーズンにわたりSDウエスカでプレーすると、昨年8月31日にスペイン2部カルタヘナへ加入。2021/22シーズンはリーグ戦で32試合に出場したものの、スタメンに名を連ねたのはわずか9試合に。2ゴール1アシストという結果を残せなかった。

　またスペイン紙『アス』は今年6月、岡崎慎司が2022/23シーズンの構想から外れていると報道。契約満了によるカルタヘナ退団が既定路線とみられているが、今もなお同選手の去就について公式発表していない。

　そんな岡崎慎司は、今月8日からSTVVのトレーニングに参加。ただ『Het Belang Van Limburg』はトレーニング参加前日に「契約もあるのかどうかは、また別の話だ。岡崎慎司がホラーバッハ監督に好印象を与えた場合のみ、話が可能となる。STVVは原大智の再獲得を強く望んでいるが、決定するのはレンタル元のデポルティーボ・アラベスである」と見解を述べていた。

　その中、ホラーバッハ監督はジュピラー・プロ・リーグ（ベルギー1部）第4節・アンデルレヒト戦後のメディアインタビューで「攻撃面で何かが足りないのは、誰が見ても分かると思う。早く新戦力がやって来ることを祈るしかない」とコメント。

　「トレーニングにおける岡崎慎司の動きがとても素晴らしい。私は彼に驚いている。（岡崎慎司に関して）経営陣は私の意見を把握している。彼を獲得するかどうかは彼ら次第だ」と、クラブ幹部による同選手獲得の検討を示唆したのだ。

　なおSTVVは今季開幕から3試合つづけて引き分けると、13日のアンデルレヒト戦では0-3で完敗。ここまで4試合で唯一ゴールを挙げていた日本代表FW林大地（25）が、アンデルレヒト戦で負傷している。