トライアスロン、東京五輪で距離短縮も…テスト大会でフランス選手が熱中症疑い

8月16日(金)9時5分 スポーツ報知


◆トライアスロン 東京五輪予選兼テスト大会(15日、東京・お台場海浜公園)

 トライアスロンの東京五輪予選第1日が15日、テスト大会を兼ねて東京・お台場海浜公園で開催された。この日は女子の部があり、熱中症対策として通常10キロのラン(長距離走)を5キロに短縮して実施したが、本番でも天候によっては短縮される可能性が出てきた。日本人選手は、高橋侑子(27)=富士通=の23位が最高。また、懸念された海水の悪臭について、選手から特に不満の声は出なかった。

 鉄人レースも、酷暑の克服は容易ではない。国際トライアスロン連合(ITU)ら主催者側は、レース開始の4時間前となるこの日の午前3時半に、ランの短縮を決定した。水温、気温、熱中症の危険度を示す暑さ指数(WBGT)などを予測した上で選手、観客の安全に配慮した。

 トライアスロンは水泳、自転車、ランで合計51・5キロを走破するが、天候によって距離を短縮するケースがある。ランだけの場合もあれば、水泳を短くする例も。あるいは全てを半分の距離で開催することもある。

 この日はフランス人選手が熱中症の疑いで搬送された。ITU幹部は五輪本番での短縮の可能性について「答えはシンプルにイエス」と認めた。「どのような大会でも選手の安全がファースト。4年に一度の一番重要な大会なので、できれば通常の距離で開催したい。もっと早いスタートも考慮に入れたい」と話した。

 昨年のジャカルタ・アジア大会金メダルの高橋は23位。通常の練習後に38〜40度の風呂に約40分つかるなど、暑さ対策を施してきたが、ランが短い分、水泳での出遅れが響いた。「五輪のメダルに向け、まだまだ課題がたくさんあると痛感した」と受け止めた。

 また、11日に同所で行われたマラソンスイミングのテスト大会では、海水が「トイレの臭いみたい」など顔をしかめる選手が続出したものの、この日は高橋が「全然大丈夫でした。水温が少し高いくらい」と話すなど、不満の声は聞かれなかった。特別な措置を講じたわけではないというが、日本トライアスロン連合の大塚真一郎専務理事は「水質、水温、においも競技環境に適していると判断した。一点の曇りもなく安全を確保できた」と自信を見せた。

 ◆トライアスロン 水泳1・5キロ、自転車40キロ、ラン10キロの合計51・5キロで着順を争う。1974年に米国カリフォルニア州サンディエゴで誕生した。ラテン語の3を表すトライと、競技を意味するアスロンを組み合わせて名付けられた。五輪では2000年シドニー大会から正式競技。東京大会では男子は7月27日午前7時30分〜9時50分、女子は28日午前7時30分〜10時、新種目の混合リレーは8月1日午前8時30分〜10時30分に行われる。

スポーツ報知

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