100万馬券が続出。北九州記念は人気の盲点となる差し馬2頭を狙え

8月16日(金)5時57分 Sportiva

 夏の小倉のスプリント重賞、GIII北九州記念(小倉・芝1200m)が8月18日に行なわれる。同レースは、夏競馬屈指の「大荒れ重賞」として知られている。

 なにしろ、2006年から現在の1200m戦になって以降、13年間で1番人気はわずか1勝。さらに、2着も2回、3着も2回しかなく、馬券圏内(3着以内)に半分も入ることができていないのだ。

 2番人気も同様の戦績で惨憺たるもの。代わりに、6番人気以上の伏兵馬がなんと9勝も挙げている。その結果、3連単では過去13年で100万円超えの高配当が3度も出ている。99万7220円という配当をつけた2012年も加えれば、100万馬券が飛び出す確率が3割以上あるということだ。

 こうした状況については、デイリー馬三郎の木村拓人記者も苦笑い。「強い馬がいる時は、『あっさりと勝ってしまうだろう』と思いながらも、意外と勝てないことが何年も続いている感じがしますね」と話す。そして、同レースの傾向について、こう分析する。

「毎年荒れる重賞なんですが、どんな人気馬が危険で、どんな穴馬が来るのか、一貫性がないんですよ。強いて言えば、基本は差し馬。今年も、モズスーパーフレア(牝4歳)が飛ばす展開になるでしょうから、差し馬から狙うのがセオリーだと思います。(出走メンバーの)力差がない場合、馬群をさばいてくる形よりは、大外をぶん回してでも、スムーズに加速できるほうが有利になりますからね。あとは、枠順も外のほうがいいと思います」

 そうした傾向にあって、今年のレースで人気を集めそうな面々はどうか。現在4連勝中のミラアイトーン(牡5歳)と、5連勝中のディアンドル(牝3歳)については、日刊スポーツの太田尚樹記者が「死角あり」と見ている。

「2頭ともまだ、一線級との対戦がないんですよね。それに、今回は小回りの1200m戦で、フルゲートの18頭立て。そう簡単に実力を発揮することはできないと踏んでいます」

 そこで、太田記者は昨年の覇者アレスバローズ(牡7歳)に注目する。前走のGIII CBC賞(6月30日/中京・芝1200m)でも2着と好走しているが、それほど高い評価を得ておらず、「下馬評から『思ったより、オイシイかも』と感じました」と言う。


アレスバローズの北九州記念連覇はなるか

「アレスバローズは、やはり典型的な”夏馬”なんだと思います。前走の前には、同馬を管理する角田晃一調教師も『冬も動きは悪くなかったけど、(坂路のラスト1ハロンで)11秒台は出ていなかった』と言って、夏場を迎えて坂路で好時計を連発する同馬の姿に目を細めていました。体調のよさは明らかです。

 昨年の夏も、CBC賞と北九州記念を連勝。そして今年も、CBCでは本来不得手なはずの道悪もこなして、2着と健闘しました。トップハンデの57.5kgも、その前走で克服しています。それでも、他にもっと人気になる馬がいるおかげで、馬券的な妙味はかなりありそうです」

 一方の木村記者は、この春に3歳のGI戦線で揉まれてきたファンタジスト(牡3歳)の名前を挙げた。

「今春は、GIIスプリングS(3月17日/中山・芝1800m)で2着と好走したあとは、GI皐月賞(4月14日/中山・芝2000m)、GI NHKマイルC(5月5日/東京・芝1600m)で、ともに13着という成績に終わりました。ただ、GI路線で一線級としのぎを削ってきた身にあって、斤量54㎏。牡牝の差を考慮すれば、斤量52㎏のディアンドルとは実質同じハンデで臨むことになります。裏街道を歩んできた人気馬よりも、こちらのほうが断然面白いと思いますよ」

 そもそも小倉の芝1200mは、昨年のGIII小倉2歳Sで快勝している舞台である。

「ファンタジストのレースぶりを見る限り、マイル戦でも折り合いに難しさを出しているぐらいですから、距離は短いほうがいいのは確か。それでも、1800m戦のスプリングSで2着に来たのは、能力がある証拠です。得意な距離に戻って、一変があっても不思議ではありません。

 また、無理に(前に)ついていかなければいけない脚質でもないですから、展開も向くと思います。馬っぷり自体も見劣りしませんし、ここでは勝ち負けを期待したいですね」

 波乱に満ちあふれた北九州記念。残りの夏休みも豪勢に楽しむためには、およそ3年に1回はあるビッグな配当をここで手にしたいところだ。そんな夢を与えてくれる馬が、ここに挙げた2頭の中にいるかもしれない。

Sportiva

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