岩手が再び“大物”獲得！　札幌からDF西大伍が期限付き移籍加入…背番号は「99」に決定

　いわてグルージャ盛岡は17日、北海道コンサドーレ札幌からDF西大伍が期限付き移籍加入することを発表した。

　両クラブの発表によると、期限付き移籍期間は2023年8月16日から2024年1月31日までとのこと。背番号は「99」に決まっている。なお、西は今月22日のトレーニングよりチームに合流予定だ。

　西は1987年8月28日生まれの現在35歳。札幌の育成組織出身で、2006年にトップチーム昇格を果たした。2007シーズン後半から徐々に出場機会を確保すると、翌年からは主力の1人として活躍。2009シーズンにはサイドハーフだけでなく右サイドバックで出場する試合も増え、J2リーグ41試合の出場で7ゴールを挙げた。2010年にはアルビレックス新潟へ期限付き移籍し、翌年に鹿島アントラーズへ完全移籍。鹿島では初年度から不動の地位を確立し、2016シーズンの明治安田生命J1リーグ年間優勝や2018シーズンのAFCチャンピオンズリーグ（ACL）制覇など数々のタイトル獲得に貢献した。また、個人としても2017シーズンから2年連続でJリーグベストイレブンに輝いている。

　2019年にはヴィッセル神戸に完全移籍。初年度から主力の1人として活躍し、天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会ではクラブの初タイトル獲得に大きく貢献した。2021年には浦和レッズに加入。浦和では1シーズンプレーし、2022年に13シーズンぶりとなる札幌復帰を果たしていた。昨季は明治安田生命J1リーグで13試合に出場。今季は第23節終了時点で2試合の出場にとどまっていた。なお、JリーグYBCルヴァンカップでは5試合、天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会では2試合のピッチに立っている。

　期限付き移籍に際し、西は札幌のクラブ公式HPを通してコメントを発表。「いつも応援ありがとうございます。地元でたくさんの方の応援の元、戦えた事とても幸せでした。行ってきます」と綴った。

　また、新天地となる岩手のクラブ公式HPでは「西大伍です。チームに貢献できるよう成長を続けていきたいと思います。よろしくお願いします」と意気込んでいる。

　現在、岩手は明治安田生命J3リーグ第22節を終えた段階で勝ち点「29」を獲得し13位につけている。16日にはかつて横浜F・マリノス、浦和レッズ、ヴィッセル神戸などのクラブで活躍し、現役引退後はYouTuberとして人気を博していたDF那須大亮の“1週間限定現役復帰”を発表。那須に続き、岩手にビッグネームが加入することとなった。