元ボールボーイの帰還…エヴァートン移籍のシグルズソンが思い出を語る

2017年8月19日(土)18時34分 サッカーキング

エヴァートンへの移籍が決まったシグルズソン [写真]=AMA/Getty Images

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 今シーズンからエヴァートンに加入したアイスランド代表MFギルフィ・シグルズソンが、少年時代に同クラブでボールボーイを務めた経験を述懐している。イギリスメディア『ガーディアン』が、18日に報じた。

 かねてからエヴァートンの補強候補と言われながらも交渉が長引いていたシグルズソンだが、プレミアリーグ開幕直後というタイミングで無事移籍が決定した。これまでレディング、ホッフェンハイム、トッテナム、スウォンジーといった多くのクラブを渡り歩いてきた同選手だが、今回移籍することになったエヴァートンとは幼少期の経験を通じて特別な縁があったようだ。

 2001年の9月、当時11歳だったシグルズソンはエヴァートンのトレーニングに招待され、ウェストハムに5−0で勝利した試合のボールボーイも務めさせてもらった。「僕が覚えているのはパオロ・ディ・カーニオにボールを投げていたことだけだよ」と当時を回想した同選手だが、「でも、それは素晴らしい経験だった。特に、アイスランドでプレミアリーグを見ている少年にとって、数日間チームと一緒にトレーニングする機会があり、1試合でボールボーイをするチャンスも貰えるなんて本当に素敵な体験だったよ。僕はエヴァートンの街も見て回ったし、ラジオ塔の外に立っている自分の写真を持っているけど、今記憶にあるのはそれだけさ。もっと思い出すためには当時のアルバムをめくらなくちゃね」と語り、幼少時の貴重な体験を懐かしんでいた。

 それから月日は流れ、27歳となったシグルズソンはクラブ史上最高額となる4500万ポンド(約64億円)という移籍金で、大きな期待を背負ってエヴァートンに帰ってきた。クラブから受けた少年時代の恩義と、彼のことを「エヴァートンのキープレーヤーとなる選手の一人」と考え、交渉が難航する中でも獲得に失敗した場合の代役は考えなかったというロナルド・クーマン監督の信頼にプレーで応えることができるか。15年以上の月日を経て、成熟したアタッカーとなってマージーサイドに戻ってきたシグルズソンの“恩返し”に要注目だ。

サッカーキング

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