BMW、バルセロナでの5日間のLMDh開発テストを終了。アウグスト・ファーフスら4人が走行

2022年8月20日(土)9時12分 AUTOSPORT web

 BMWは、スペイン・バルセロナのカタルーニャ・サーキットで5日間にわたるLMDh車両の開発テストを行い、4人のファクトリードライバーが『BMW Mハイブリッド V8』で周回を重ねた。


 シェルドン・ファン・デル・リンデ、アウグスト・ファーフス、マルコ・ウィットマン、ニック・イェロリーが、2023年にIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPクラスにデビューする予定のマシンのステアリングを交代で握った。


 8月15日月曜から19日金曜にかけて行われたテストでは、2度のDTMチャンピオンであるウィットマン、2度のデイトナ24時間レースクラスウイナーであるファーフス、2020年のニュルブルクリンク24時間ウイナーのイェロリーにとっては、これがLMDh車両での初めての走行となった。


 ファン・デル・リンデは先月、コナー・デ・フィリッピとともに、BMWのシャシーパートナーであるダラーラの本社近くに位置するバラーノでのシェイクダウンを担当していた。


 BMW Mモータースポーツの広報担当者によると、バルセロナでのテストは「パフォーマンス開発、クルマとすべての機能性の理解」に焦点を当てたものだったという。


 彼らは、エンジニアリングチームがこの1週間の間に「マイナートラブルを解決する機会を得た」と付け加えた。5日間の走行距離については明らかにされていない。


 バルセロナはBMW MハイブリッドV8にとって3つ目の異なるサーキットでのテスト走行となり、FIAグレード1の施設における初走行ともなった。


 バラーノでの最初のシェイクダウンの後、BMW LMDhは同じイタリアにあるバイラーノ・サーキットで、BMWジュニア・チームのダン・ハーパー、ニール・フェルハーゲン、マックス・ヘッセが初めてハイブリッド車をテストしたものと理解されている。


 BMWは9月には最初のテスト車両をアメリカに送り出し、チームRLLの2台体制による来年のGTPファクトリープログラムに向けたホモロゲーションに備えると表明している。


 BMW Mモータースポーツ責任者のアンドレアス・ルースは先月、Sportscar365に対し、メーカーは「1台のテストカーに集中し、すべてを動作させ、信頼性のための性能テスト、耐久走行、レースシミュレーションに入る」と述べていた。

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