2023年、100周年を迎えるル・マン24時間レースの記念トロフィー披露。ロレックスが協力し、パリ造幣局が製作
2022年8月21日(日)8時44分 AUTOSPORT web
第1回が1923年に開催された伝統のル・マン24時間レースは、2023年6月に100周年大会(第91回大会)を迎える。2023年のル・マン24時間レースには、来季WEC世界耐久選手権にデビューするフェラーリのル・マン・ハイパーカーやポルシェ、キャデラックのLMDh車両など、100周年大会にふさわしく数多くの新マニュファクチャラーが参戦する予定だ。
そして2023年大会の勝者には、100周年を記念した特別なトロフィーが贈呈される予定となっており、この度その全貌が明らかとなった。
ル・マン24時間の主催者であるACOフランス西部自動車クラブは、8月20日に開催されたペブルビーチ・コンクール・デレガンスで、この『ル・マン24時間耐久レース・センテナリー・トロフィー』を披露した。ブロンズ製で高さ1.5メートルの螺旋状のトロフィーは、ロレックスの協力のもと、パリ造幣局が製作したものだ。
螺旋の一部には『100年』のモチーフがあり、台座には1923年の第1回大会から数えて歴代のル・マン優勝者の名前が記されている。
ル・マン24時間レース100周年記念の一環として、今後この特別トロフィーはさまざまなモータースポーツや自動車イベントで国際的なツアーを行う予定となっている。
ペブルビーチに続き、9月16日から18日にかけて開催されるグッドウッド・リバイバル・ミーティング、そして翌週にフランスで開催されるシャンティイ・アート&エレガンスでも展示される。
その後、11月12日に開催されるWEC世界耐久選手権の最終戦であるバーレーン8時間レースでも展示される予定だ。
さらに、2023年2月1日から5日にかけてパリで開催されるレトロモビルショー、2月25日にスイスのサン・モリッツ・コンクール・デレガンスで開催されるジ・アイスで展示される予定となっている。
ACOはまた、モントレー・カー・ワークにおいて、来年のル・マン開催時に、サザビーズのオークションハウスと提携して『唯一無二のクルマ』を集めた特別なカーオークションを開催することを発表した。
その第一弾として、1984年と1985年にル・マン24時間を戦ったランチアLC2(シャシーNo.0005)が出品されることが決定している。