スーパーフォーミュラ・ライツ第14戦もてぎはスタートを決めた平良響が制し2勝目を飾る

2022年8月21日(日)12時0分 AUTOSPORT web

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5大会は8月21日(日)、第14戦の決勝レースが行われ、2番手スタートの平良響(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)が得意のスタートを決め優勝。今季2勝目を飾った。2位は野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)、3位は初表彰台となった菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)となった。


 ウエットコンディションでの一戦となった第13戦から一夜明けたモビリティリゾートもてぎは、朝から曇天模様。コースはほとんどドライコンディションとなっていたが、直前のスーパーフォーミュラ・ライツ第8戦の公式予選の間もまだわずかに濡れた部分が残る状況での決勝となった。


 セカンドベストタイムで争われた前日の公式予選では、太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)がポールポジションを獲得。2番手には平良が、3番手には菅波がつけていた。


 迎えたスタートでは、フロントロウの2台がともに好スタートを決めるも、イン側の平良が1〜2コーナーの攻防でインに入りトップを奪っていく。一方太田の後方からは木村が続き、3〜4コーナーの攻防でアウトから太田をかわしていくが、ここで木村の左リヤタイヤと太田のウイングが接触したか、4コーナー立ち上がりから木村が挙動を乱しスローダウン。左リヤタイヤにダメージを負いピットへ。さらに太田もピットに戻りノーズ交換を強いられた。


 そんな攻防の一方、トップに立った平良はリードを広げていく。その後方につけたのは5番手から好ダッシュを決めた野中。スタートでやや遅れた菅波が3番手、7番手スタートから順位を上げてきた小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)と続いた。


 その後上位陣は2〜3秒ほどのギャップでレースが展開されていくが、トップの平良は最後は2.177秒のギャップを築き、第3戦富士以来となる2勝目を飾った。2位は野中で、今季優勝と3位はあったが2位は初めてとなった。3位は菅波となり、待望のスーパーフォーミュラ・ライツでの初表彰台を獲得している。


 4位は小高、5位は古谷、6位は2戦連続のポイント獲得となった川合孝汰(Rn-sports 320)となった。一方ピットアウトした太田は7周目に1分45秒601をマーク。ポールポジションの1ポイントとファステストラップの1ポイントをもぎとった。


 マスタークラスは序盤からDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)と今田信宏(JMS RACING with B-MAX)の緊迫したバトルが展開されていったが、2周目に今田がDRAGONをかわすとそのまま逃げ切り優勝を飾った。


全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5大会
第14戦モビリティリゾートもてぎ 決勝結果


















































































































Pos.No.DriverCarEngineLapsGridQualify
138平良響Kuo モビリティ中京 TOM’S 320トムスTAZ311421’44.942
235野中誠太PONOS Racing TOM’S 320トムスTAZ311451’45.070
350菅波冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320スピースA411431’45.003
437小高一斗Kuo モビリティ中京 TOM’S 320トムスTAZ311471’45.160
536古谷悠河Deloitte. HTP TOM’S 320トムスTAZ311461’45.156
610川合孝汰Rn-sports 320スピースA411481’45.666
74今田信宏(M)JMS RACING with B-MAXスピースA411410No Time
830DRAGON(M)TEAM DRAGON B-MAX 320スピースA411491’47.939
92太田格之進HFDP WITH TODA RACINGスピースA411411’44.817
R1木村偉織HFDP WITH B-MAX RACINGスピースA41041’45.032


天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 1’45.601 7/14

スーパーフォーミュラ・ライツ第14戦 スタート
スーパーフォーミュラ・ライツ第14戦 スタート直後の攻防
野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)
菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第14戦を制した平良響(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)と2位の野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)
スーパーフォーミュラ・ライツ第14戦 表彰台
今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

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