ブレーメン地元紙が開幕戦の大迫勇也を評価「エジルの全盛期を彷彿させたが…」

2019年8月21日(水)6時42分 サッカーキング

開幕戦でフル出場した大迫勇也 [写真]=Bongarts/Getty Images

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 FW大迫勇也が所属するブレーメンは、17日に行われたブンデスリーガ開幕戦でデュッセルドルフを迎え撃った。今夏に移籍した元主将マックス・クルーゼの穴埋めに注目が集まっているが、大迫らオフェンス陣はわずか1得点に終わり、1−3で敗れて黒星スタートを喫した。ドイツ誌『kicker』日本語版が20日、地元紙による大迫の寸評を伝えた。

 ブレーメンの地元紙『ヴェーザー・クーリエ』は、大迫のプレーについて「オーサコらしいものだった」と評価。特に前半でMFミロト・ラシカに見せた素晴らしいパスは「駆け寄って、抱擁したくなるような見事なプレーだった」と表したが、このプレーでラシカが決めきれずに、大迫にもアシストはついていない。

 また、中盤まで下がり、1度のターンやフェイントなどで、相手守備陣を巧みにかわしてプレーを展開する様は、かつてブレーメンでもプレーしていた「メスト・エジル(アーセナル)の全盛期を彷彿とさせる」ほどのものだったと高く評価したが、「それでも、決定的な場面にまでつながることはなかった」と言葉を続けた。

 さらに同紙によると、フロリアン・コーフェルト監督は、大迫について「多くボールを持つ機会はあったし、多く展開していっていた。終盤では深い位置にいたが、それはかなりオフェンスの枚数があったからOKだよ」と述べ、「それでも、もちろん最低でも1点は決めなくてはならなかっただろう。ヘディングや、1−1のあとでのチャンスでもね」と結果を求めた。

 ただ、この夏はコパ・アメリカ参加を回避したため、ワールドカップやアジアカップに参加してきた昨夏や今冬と異なり、フィジカル面での状態は良いようだ。指揮官も「他の選手とのコンビネーションや、彼が見せたプレーについては非常に満足しているよ。彼は確実に主力選手の一人。そのことに変わりはないよ」と語った。

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