南野拓実が大暴れ! モナコで初の2得点に2戦連続アシスト、連勝スタートの原動力に

2023年8月21日(月)4時1分 サッカーキング

全得点に絡む圧巻のパフォーマンスを見せた南野拓実 [写真]=Icon Sport via Getty Images

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 リーグ・アン第2節が20日に行われ、モナコとストラスブールが対戦した。

 モナコは開幕戦でクレルモンと対戦。敵地で先制を許す難しい展開となりながら、南野拓実が2ゴールを演出する活躍を見せ、4−2で撃ち合いを制した。2連勝を目指すホーム開幕戦では、リヨンを破って白星スタートを切ったストラスブールと激突。南野はヴァンデルソン、ウィサム・ベン・イェデルらとともに2試合連続の先発に名を連ねた。今夏のマーケットで新たに加入したデニス・ザカリアもスタメンでデビューを飾る。

 試合は立ち上がりからモナコがボールを握ったものの、なかなかストラスブールの守備陣を攻略しきるシーンは作れない。ファーストシュートが生まれたのは17分、右サイドに流れた南野がロングボールを頭で落とすと、走り込んだベン・イェデルが持ち運んで横に預ける。最後はアレクサンドル・ゴロヴィンがペナルティエリア手前から右足を振り抜いたが、シュートは大きく枠を外れた。

 続く19分には、ウィルフリード・シンゴの縦パスに南野が反応。しっかりと収めてから斜めに繋ぐも、ベン・イェデルとのワンツーは繋がらない。だが、素早い切り替えから南野がボールを奪い返すと、ペナルティエリア手前から右足を一閃。ファーサイドを狙った低弾道の一撃がゴールネットを揺らし、モナコが先手を取った。南野にとっては嬉しい今季初ゴールとなっている。

 35分には再び南野が魅せる。ベン・イェデルのポストプレーから右サイドで南野がボールをキープすると、マイナスへの落としからモナコが敵陣でパスを繋ぐ。モハメド・カマラからの中央を狙ったパスは繋がらなかったものの、ルーズボールを拾ったカイオ・エンリケが敵陣左サイド中央で前を向き、アーリークロスを供給。カーブのかかったクロスボールはゴール前中央へ走り込んでいた南野にピタリと合い、ヘディングシュートを叩き込んだ。南野の2ゴールにより、モナコの2点リードでハーフタイムに突入した。

 後半に入ってもモナコの勢いは止まらない。55分、右サイドを駆け上がったヴァンデルソンのクロスボールから、ファーサイドに走り込んでいたベン・イェデルが合わせたものの、シュートは枠を捉えられない。それでも直後の58分、自陣でのボール奪取からカマラが素早く斜めに繋ぐと、敵陣で前を向いた南野がダイレクトでスルーパス。抜け出したベン・イェデルが左足でフィニッシュまで持ち込むと、シュートはディフレクションしてゴールに吸い込まれた。ベン・イェデルの2試合連続ゴール、そして南野の2試合連続アシストで、モナコが勝利を決定付けた。

 67分にはゴロヴィンのスルーパスで右サイドを駆け上がったヴァンデルソンがマイナス方向へ折り返すと、遅れて入ってきた南野がペナルティエリア手前からダイレクトで狙う。ハットトリックのチャンスだったが、シュートはわずかに枠を外れた。

 試合はこのままタイムアップ。モナコがパトリック・ヴィエラ監督率いるストラスブールを破り、6シーズンぶりに開幕2連勝を飾った。2ゴール1アシストを記録した南野は79分までプレー。昨年9月に行われた昨季のリーグ・アン第8節スタッド・ランス戦以来となるゴールを挙げただけでなく、モナコ加入後初となる1試合複数得点を記録した。ザルツブルク時代にも指導を受けていたアドルフ・ヒュッター新監督の下、不完全燃焼に終わった昨季からの“完全復活”を告げている。

 次節、モナコは25日に敵地でナントと対戦する。一方、ストラスブールは27日、オナイウ阿道が所属しているトゥールーズをホームに迎える。

【スコア】
モナコ 3−0 ストラスブール

【得点者】
1−0 20分 南野拓実(モナコ)
2−0 36分 南野拓実(モナコ)
3−0 58分 ウィサム・ベン・イェデル(モナコ)

サッカーキング

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