「感無量の意味を初めて知った気分」 河本結が聖地攻略のキーワードに挙げる“ゲーム感覚”

2024年8月22日(木)11時46分 ALBA Net

名物のスウィルカン・ブリッジでパシャリ。河本結は聖地で「感無量」(撮影:福田文平)

写真を拡大

<AIG女子オープン 事前情報◇21日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>

河本結が「全米女子オープン」に続く今季2試合目のメジャーに出場する。「このコースは調子というよりも、いろんな球を打っていかないといけない。明日の朝いろんな球を打って調整しないと」。“聖地”の難しさを肌で感じる毎日だ。


特別な地は気分を高揚もさせる。「感無量という言葉の意味を初めて知った気分です。ゴルフが好きだし、この仕事をやっていて、聖地に来ることができた」。とはいえ、準備で普段と違うことをしないように、そこは徹底。ヤーデージブックでコースをチェックし、風の吹き方もいつもと同じように確認。「何も変わらないというのが1番大事だと思っているので」と浮足立っている様子はない。

2週前の「NEC軽井沢72ゴルフ」で5年ぶりに優勝。その翌週に世界ランクによる繰り上げで急きょセント・アンドリュース行きのチケットを手に入れた。全英出場は、米国ツアーメンバーとしてプレーしていた2020年以来、2度目。その時は予選落ちしているが、充実したシーズンを過ごすなか再び帰ってくることができた。

「全英はいつもやってるゴルフでは通用しない。ゲームとして球を遊ぶ…ではないけど、運んでいかないといけない。グリーンもキレイではないし、細かいアンジュレーションも多い。風が強いからグリーンスピードは速くできないし、ゴルフというゲームの本質がここにある。ここからゴルフゲームが始まったんだなっていうのを楽しみながらやりたい」

球を操りながら、自然の地形を生かしたコースと向き合う。そこで大事なのは、ここでゴルフを始めた人たちと同じような“遊び心”。それを結果につなげていく。

ジュニア時代にプレーした経験のある弟・力からは「いけるよ。めっちゃ難しいと思わないほうがいい」というアドバイスももらった。さらに前回セント・アンドリュースで全英女子が行われた13年にコースレコードタイの「66」を出した佐伯三貴からは、インスタグラムのDMで「右にさえ打たなければ大丈夫」という言葉ももらった。「ここでいい成績を出している三貴さんからの助言は大きい」と、なによりの心の支えになる。

「イメージや球を操ることが、自分の基本技術よりも必要になる。ティとかセカンドからの景色をいっぱい撮って、イメージを作って試合に向かうことを大事にしたい」。頭に叩き込んだことを、初日からプレーでアウトプットしていく。試行錯誤しながら戦う河本の姿が見られそうだ。


<ゴルフ情報ALBA Net>

ALBA Net

「河本結」をもっと詳しく

「河本結」のニュース

「河本結」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ