アウディのGT4カー『R8 LMS GT4』、導入へ向け日本でも公開

2017年8月23日(水)11時46分 AUTOSPORT web

 イギリスなど海外のGTシリーズなどで早くから導入されてきたGT4カテゴリーが世界的に盛り上がりをみせるなか、ドイツ勢が矢継ぎ早にファクトリー製のニューモデルを発表。メルセデスベンツに続き、アウディも最新の『アウディR8 LMS GT4』を公開。すでに日本でもお披露目されている。


 ツーリングカーのTCRモデルと、今やおなじみのコンプリートレースカーとなったGT3の隙間を埋めるモデルとして、比較的安価な価格での供給が期待されるGT4は、TCRやGT3カーと同様に生産車をベースとしたレーシングカーとなる。


 このアウディR8 LMS GT4は、アウディのフラッグシップ・スポーツであるアウディR8クーペV10をベースに開発。実に60%以上もの構成部品が共通となり、生産工場も同じドイツ・ベーリンガーホフ工場で行われることで、ライン管理やコストの観点からも相乗効果が生まれ、よりジェントルマンやアマチュアチームに即した実売価格が実現できるという。

メルセデスに続き、アウディも新型「Audi R8 LMS GT4」を投入
今季中のデリバリーが予定され、2018年には国内カテゴリー参戦も目指すという
発売価格は未発表ながら、GT3より大幅に廉価な設定になると見込まれる


 スーパーGT第5戦が行われた富士スピードウェイにて日本初公開となった同モデルは、2012年よりアウディスポーツの公式サポートを受けるGT300クラスでの活動と同様に、今後はアウディR8 LMSならびにアウディRS 3 LMSのためのネットワークと同等のサービス、スペアパーツの物流、プロフェッショナルなサポートを予定している。


 また、日本への導入時期は未定ながら、市販モデルのアウディR8およびアウディTTに向け、新しいアウディスポーツ・パフォーマンスパーツも登場。


 サスペンション、エキゾーストシステム、エクステリア、インテリアの4つのカテゴリーで構成されたパーツ群を設定し、より印象的なスタイルを演出してダウンフォースを最大100kg向上させる2種類のエアロキットなどを筆頭に、R8やTTのダイナミックなハンドリングを、まったく新しいレベルへと引き上げる機能性部品がそろっている。


 これらのアウディスポーツ・パフォーマンスパーツは、2017年晩夏にドイツで発売が開始され、その後に他の市場にも展開。さらに他のモデルラインアップにも拡充していく予定となっている。

Audi R8 / TTのダイナミクスを強化する「Audi Sportパフォーマンスパーツ」が登場
アウディが誇る風洞実験室で開発されたエアロキット。Audi R8の330km/h時におけるダウンフォースは250kgとノーマル比100kg増
マルチファンクション機能を備えたスポーツコンツァーステアリングホイールにはCFRP製パドルも設定


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