ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアシリーズ2017 第4戦富士 レースレポート

2017年8月24日(木)18時27分 AUTOSPORT web

ヤジド/コッツォリーノ、ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジア6勝目へ


・クラッツィオ・レーシングが富士スピードウェイ第1レースを制覇


・PRO-AMクラスでは落合/松本の日本人ペアが勝利


・ハリャント/ファン、AMクラスを猛攻で圧倒しシーズン首位へ


【2017年8月19日、サンタアガタ・ボロネーゼ/富士スピードウェイ】
 ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアが6月の鈴鹿ラウンドに続きふたたび日本へと戻り、ケイ・コッツォリーノとアフィク・ヤジドのペア(クラッツィオ・レーシング)が富士スピードウェイの表彰台に立ちました。
 
 第1レースの勝利でクラッツィオ・レーシングはシーズン6勝目を果たすとともに、2017年の優勝に向け、シーズン終了まで2ラウンドのみを残し、ポイントをしっかり獲得しました。

レース1でトップチェッカーを受けるアフィク・ヤジド/ケイ・コッツォリーノ組の11号車ランボルギーニ・ウラカン

 
 また、華やかなイベントとともにランボルギーニオーナーによるパレードでは40台連なったランボルギーニが観客を魅了しました。
 
 フロントローからスタートを切ったヤジド(クラッツィオ・レーシング)は、ポールポジションからスタートしたリック・ブルーカーズ(GDLレーシング)、エドアルド・リベラティ(エンペラー・レーシング)と先頭を巡って激しい競り合いを展開。
 
 ブルーカーズは6周にわたり先頭を死守したものの、後方からの猛攻でヤジドに先頭を譲り、3周後にはリベラティにも抜かれることに。
 
 その後、ピットレーンがオープンするまで先頭集団の順位は変わらず、ヤジドは前走車のない有利な先頭位置と後方の順位争いに乗じて数秒を稼ぎ、十分なアドバンテージを確保した状態(レースのファステストラップ1分41秒672を記録)で、チームメイトのコッツォリーノにウラカンを渡しました。


 ドライバー交替後、コッツォリーノはチェッカーフラッグが振られるまで22秒のアドバンテージだけで十分でした。後に続くのは、着実にポジションを上げてきた#63のアンドレア・アミチ/影山正美(エンペラー・レーシング)。
 
 一方、エンペラー・レーシングの姉妹車である#19のリベラティ/金石は、最後の数周を残すところまで2位に着けていたにもかかわらず、周回遅れの車を追い抜こうとして接触し、棄権を余儀なくされました。こうして3位に入ったのは、アルトゥール・ヤノスとトビー・ソエリー(ラザルス・チーム)でした。
 
 PRO-AMクラスでの上位を狙う#37のブルーカーズ/ファーマー(GDLレーシング)は、ファーマーがスピンで貴重な数秒を失って先頭を#38のホージャスト・レーシングに奪われ、松本/落合の地元ペアがPRO-AMクラスの勝者となりました。2位は#50のキャリー・シュライナー/リチャード・ゴッダード(FFFレーシング・バイACM)が獲得しました。
 
 AMクラスではアンドリュー・ハリャントがシーズン6勝目を挙げ、2017年優勝へ確実に歩を進めました。ハリャントはチームメイトのドユン・ファンとともに、#69のXワン・レーシングのウラカン・スーパートロフェオで他の追随を許さない走りを見せました。
 
 ランボルギーニ・カップ・クラスは今回もタイのスパチャイ・ウェーラボールウォーンポン(トップ・スピード・レーシング)が制し、こちらもシーズン6勝目を挙げました。また、アメリカ人ドライバーのピーター・アロンソンはランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジア初出場で表彰台に上りました。
 


ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアでコッツォリーノ/ヤジドがダブル勝利


・アジアシリーズの首位走者が富士スピードウェイの両レースを制覇


・PRO-AMクラスの勝者はブルーカーズ/ファーマー


・AMクラスでもハリャント/ファンが見事なダブル勝利


【2017年8月20日、サンタアガタ・ボロネーゼ/富士スピードウェイ】
 コッツォリーノとヤジドが第1レースに続いて第2レースも制し、ダブル勝利を果たしました。イタリア系日本人ドライバーのコッツォリーノは、ランボルギーニ・ウラカンGT3で出走した同時開催のブランパンGTアジアシリーズも制し、富士スピードウェイで今週末に合計で3つの勝利を挙げました。

レース1スタートシーン

 
 ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジア第4戦となる第2レースは、20台がグリッドに並び、手に汗握る展開となりました。
 
 土曜日の予選でコッツォリーノがポールポジションを確保したおかげで、クラッツィオ・レーシングはポールポジションからスタートするも、数コーナーでヤノス(ラザルス・チーム)にリードを奪われます。
 
 そのヤノスは、先頭を走ったのはわずか3周のみで、コッツォリーノがふたたび首位を奪い返し、先頭で独走態勢に入りました。
 
 ドライバー交替のためのピットレーンがオープンすると、コッツォリーノは10秒のアドバンテージ付きでウラカン・スーパートロフェオをヤジドに渡すも、レースの終盤に、小雨でトラックの一部が濡れ、スリックタイヤでの走行が困難に。


 この不安定な状況のなかで、トビー・ソエリー(ラザルス・チーム)がドライビングセンスを発揮します。ソエリーは周を追うごとにヤジドに0.1秒ずつ迫り、最後の周では10秒差を2.8秒にまで縮め、2位でフィニッシュしました。
 
 3位は#19のリベラティ/金石ペア(エンペラー・レーシング)。4番グリッドからのスタートだったものの、スタート時のフライングでドライブスルーペナルティを課せられ、順位を下げるも、その後すばらしいレースペース(金石がファステストラップ獲得)とミスのない走りで追い上げに成功しました。


 PRO-AMクラスでは、#37のAMドライバーのナイジェル・ファーマー(GDLレーシング)が14番グリッドからスタートするも、レース後半に素晴らしい走りを見せ、ランボルギーニ・スクアドラ・コルセのヤング・ドライバーズ・プログラムのブルーカーズが総合4位、PRO-AMクラス首位を飾りました。
 
 AMクラスでは、ファンがチェッカーフラッグまで数周のところで内田を巧みに追い抜いて先頭に躍り出て、#69のハリャント/ファン(Xワン・レーシング)が第1レースに続きふたたび表彰台に立ちました。
 
 ランボルギーニ・カップ・クラスでも、スパチャイ・ウェーラボールウォーンポン(トップ・スピード・レーシング)が連勝を飾り、イタリア人ガブリエル・ムローニ(ペトリ・コルセ)とアメリカ人ピーター・アロンソンを制しました。
 
 ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアの第5戦は9月23日と24日に中国の上海インターナショナル・サーキットで開催される予定です。

ライバルを圧倒したアフィク・ヤジド/ケイ・コッツォリーノ組の11号車ランボルギーニ・ウラカン


ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアシリーズ2017レースカレンダー


4月7〜9日 セパン(マレーシア)
5月19〜21日 ブリーラム(タイ)
6月23〜25日 鈴鹿(日本)
8月18〜20日 富士(日本)
9月21〜24日 上海(中国)
11月16〜17日 イモラ(イタリア)


World Final
11月18〜19日 イモラ(イタリア)


 ランボルギーニのレース活動に関する最新情報は、以下の公式ウェブサイト(スクアドラ・コルセ部門)をご覧ください。
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