BMWのファーフス「気温が下がってコンディションが味方」。賞金100万円の使いみちも/2019鈴鹿10時間 予選トップ3会見

2019年8月24日(土)20時20分 AUTOSPORT web

 8月24日に鈴鹿サーキットで行われた2019第48回サマーエンデュランス『BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』の公式予選。戦いを終えてポールポジションを獲得したBMWチーム・シュニッツァー42号車BMW M6 GT3、2番手につけたアウディスポーツ・チームWRTの25号車アウディR8 LMS GT3、3番手につけたワーケンホルスト・モータースポーツの34号車M6 GT3のドライバーたちが、予選をふり返るとともに、決勝に向けた展望を語った。


■42号車BMW M6 GT3(BMWチーム・シュニッツァー/ポールポジション)


●アウグスト・ファーフス


「鈴鹿サーキットの10時間レースでポールポジションを取ることができて光栄だ。昨日はウエットコンディションで、マシンのセッティングはほとんどできなかったし、ポテンシャルを把握するのにも苦労した」


「正直に言えば、ここ(予選トップ3会見)に来ることは予想していなかった。ここまでパフォーマンスを発揮できるなんてね。天候が変わって気温が下がるなど、コンディションが僕たちに味方してくれた」

予選ポールシュートアウトで最速タイムを記録したアウグスト・ファーフス


「僕自身もいいアタックができたし、チームも(Q1〜3の)予選後に細かいセッティングを詰めてくれたんだ。チームにはもちろんBMWのスタッフにも感謝したい。日本の鈴鹿でポールポジションを獲得できるなんて、最高だよ」


「明日は10時間のレースが控えていて、暑く、厳しい戦いになるだろう。気持ちをリセットして決勝でもベストを尽くし、今度は優勝会見に顔を出したいね。クルマには速さがあるから、それを充分活かすよ」


「今日手にした賞金は、決勝でマシンがベストパフォーマンスを発揮できるよう投資するよ(笑)」


●マーティン・トムチェク


「今日、僕はあまり仕事らしい仕事はしていないんだ。全部アウグストがやってくれたからね(笑)。レースをポールポジションからスタートできるのは、いつでも最高だよ」


「明日はタフな1日になるだろう。アウグストが言ったように今日は天候や気温が僕たちに味方してくれた。そのおかげでパフォーマンスが劇的に向上したんだ。明日も曇りで涼しい1日になってくれることを期待している」


●ニコラス・イエロリー


「チームとBMW、なによりアウグストが素晴らしい仕事をしてくれた。ポールポジションからレースをスタートするのは気持ちがいいものだし、明日も気温が高くなりすぎない1日になってほしいね」

ポールポジション獲得を喜ぶBMWチーム・シュニッツァーのドライバーたち


■25号車アウディR8 LMS GT3(アウディスポーツ・チームWRT/予選2番手


●ドリス・ファントール


「ポールポジションを取れなかったことは残念だけど、フロントロウも充分満足いく結果だよ。僕も頑張ったけれど、アウグスト(ファーフス)は素晴らしいアタックだった」


「クルマのパフォーマンスはいいし、予選2番手は決勝に向けてもいい位置だと思う」


「昨日はウエットコンディションで、今日はドライコンディションになったから、セットアップに苦労したけれどアウディが素晴らしいパッケージを用意してくれた。明日もベストを尽くすよ」


●ケルビン・バン・デル・リンデ


「タフな予選だったから、トップ3に入ることができてよかった。去年以上に激しい戦いだったからね。WRTもアウディも素晴らしいパッケージを準備してくれた。ドライコンディションで走れる時間は限られていたけど、そのなかで最善の仕事ができたと思う」


「レースは長丁場で簡単に勝てるものではないけれど、クルマはいい状態に仕上がっている。レースペースも問題ないから、明日はいいバトルができるはずだ」


●フレデリック・ベルビシュ


「ドリス(ファントール)は素晴らしいアタックをしてくれた。これまでのセッションを見れば分かるように、僕たちのチームは強力なパッケージになっている。明日の決勝に向けてもマシンの状態に問題はない。10時間の長丁場でもベストを尽くす」


■34号車BMW M6 GT3(ワーケンホルスト・モータースポーツ/予選3番手


●クリスチャン・クログネス


「ドライバーも含め、僕たちのチームは今回が初めての鈴鹿サーキットなんだ。鈴鹿初戦で予選3番手という結果が出せてうれしいよ。ポールシュートアウトではニッキー(キャッツバーグ)が素晴らしいアタックをしてくれた」


「今までのところ、いい流れでレースウイークを戦えているから、明日の決勝も楽しみだ」


●ニッキー・キャッツバーグ


「悪くない結果だった。なにより、チームとして初めて挑んだ鈴鹿の予選で3番手を獲得できたことをうれしく思う」


「もちろん、本当はアウグスト(ファーフス)のポジションにつけたかったけどね。でも、明日そのポジション(トップ)を奪うチャンスはあるはずだ」


●ミッケル・ジェンセン


「まず鈴鹿サーキットに来ることができて光栄だ。今日、チームとしては限られた時間でセットアップを見つけ出す必要があったし、その時間内で3人のドライバーがマシンをシェアしながらサーキットの攻略法を覚えねばならず大変だったけれど、それを踏まえれば今日の結果は上々だよ」


「42号車(BMWチーム・シュニッツァー)のドライバーたちが言っていたように、僕たちのクルマは今日のコンディションで最高のパフォーマンスを発揮した。明日も同じ状況になってくれればうれしいけど、レースは長いし、なにが起きても不思議じゃない。ただ、そういった困難も乗り越えてベストを尽くすよ」

2019年の鈴鹿10時間、予選トップ3会見に登場した3チーム9名のドライバーたち


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