ヤマハ岡本裕生が、ただひとり1分48秒台に入れてトップ/全日本ロード オートポリス公開テスト1日目

2023年8月24日(木)22時31分 AUTOSPORT web

 2023年の全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦オートポリス(9月2日・3日)に向けた公開テストが8月24日(木)より現地で始まった。鈴鹿8耐、もてぎ2&4レースと酷暑のレースが続いたが、JSB1000クラスのチームなどは休む間もなく大分県・オートポリスを目指した。


 初日のコンディションは朝から青空が広がったものの、阿蘇の雄大な自然の中にあるコースだけに湿度は低く、気温も28度と暑さもひと段落。JSB1000クラス以外のクラスは、今回からがシリーズ後半戦がスタートとなるため、久しぶりにライディングするマシンの感触を確かめていった。

JSB1000:中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/2023全日本ロード オートポリス公開テスト1日目


 1本目は今シーズンもシリーズをリードする中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が1分49秒456をマークしトップにつけるが、2本目では、岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が1分48秒938で中須賀を上回る。

JSB1000:岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/2023全日本ロード オートポリス公開テスト1日目


 そして3本目は、雷雲が近づいていたため、14時30分の開始から約30分がドライで走れる予報だったが、少し早めに雨が落ち始め全車ピットイン。その後、激しい雷雨に見舞われセッションは中断。しばらく雨は降り続いたため、この時点でテスト初日を切り上げたチームも少なくなかった。そして雨が止むと本来、終了時間だった16時30分から30分間のセッションがウエットコンディションで行われた。

JSB1000:岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/2023全日本ロード オートポリス公開テスト1日目


 この日、総合トップはヤマハの岡本となり、ただひとり1分48秒台をマークした。


「時間をかけずにリズムをつかむことができたのは、いいベースセッティングがあったからです。セッション中は、いろいろ試してみてマシンの方向性をしっかり決めることができたので2日目にしっかりロングランを行って、しっかりレースに備えたいですね」と岡本。

JSB1000:亀井雄大(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)/2023全日本ロード オートポリス公開テスト1日目
JSB1000:水野涼(Astemo Honda Dream SI Racing)/2023全日本ロード オートポリス公開テスト1日目


 中須賀は2番手となったが、3本目で雨が降らなければ別の結果になっていたかもしれない。3番手に水野涼(Astemo Honda Dream SI Racing)が1分49秒895、4番手に亀井雄大(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)が1分50秒357、5番手に作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)が1分50秒408、6番手に名越哲平(SDG Honda Racing)が1分50秒548、7番手に清成龍一(TOHO Racing)が1分50秒548、8番手に津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)が1分50秒625、9番手に伊藤和輝(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)が1分50秒647、10番手に児玉勇太(Team KODAMA)が1分50秒796で続いた。

ST1000:榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)/2023全日本ロード オートポリス公開テスト1日目


 ST1000クラスでは、榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)が1分51秒205でトップ。2番手に高橋裕紀(JAPAN POST HondaDream TP)が1分52秒269、3番手に荒川晃大(MOTOBUM HONDA)が1分52秒431、4番手に村瀬健琉(Team TKR perfomance)が1分52秒723で続いた。


 ウエットとなった最後のセッションは、榎戸が1分59秒050をマークしてトップ。2番手に荒川が1分59秒415で続き、ST1000クラスの2台がセッションをリードした。3番手にJSB1000クラストップとなる作本が2分00秒072で続いた。

ST600:阿部恵斗(51GARAGE kupu Racing YAMAHA)/2023全日本ロード オートポリス公開テスト1日目


 ST600クラスは、阿部恵斗(51GARAGE kupu Racing YAMAHA)が両セッションをリード。BS占有テストで1分54秒319をマークしトップにつけた。2番手に長尾健吾(TBB TEAMKENKEN YTch)が1分54秒692、3番手に西村硝(51GARAGE kupu Racing YAMAHA)が1分54秒791、4番手に小山知良(JAPAN POST HondaDream TP)が1分54秒983、5番手に井手翔太(AKENO SPEED)が1分55秒059で続いた。

ST600:阿部恵斗(51GARAGE kupu Racing YAMAHA)/2023全日本ロード オートポリス公開テスト1日目
ST600:長尾健吾(TBB TEAMKENKEN YTch)/2023全日本ロード オートポリス公開テスト1日目
2023全日本ロード オートポリス公開テスト1日目 4メーカー合同テスト 総合結果

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